2016年08月07日

二弁夏季勉強会

あっせん人の倫理に関わる問題をテーマにした勉強会が行われた。

出井直樹先生が基調報告をされ、室谷和弘先生が、今回のために実施したアンケートの結果分析を報告された。

中村芳彦先生、上原裕之先生、山崎司平先生らも参加。

倫理上の問題を経験から集積、分析するアプローチは重要だと思う。
単純集計的な報告だったのだが、もう少し深めて研究したいテーマだと思った。

この勉強会が良いのは、弁護士会以外からの参加も認めているところ。

来年は合宿になる予定。

面白い議論としては、あっせん人が現地を見に行くことの妥当性についてであった。

現地調停を行うこと自身を考えていないという機関の発言もあったが、難しい話として、あっせん人がひとりで現地を見に行くことはいかがなものかという問題提起もあった。
たとえば、交通事故の事案で、交通量の問題や、死角の存在などで状況を把握したくなるという場合に、あっせん人が単独で現地を見てきました、みたいな話である。
そんなことなんでわざわざするのかという話だが、では、そうした行為が禁止の対象か、処罰に値するかといえば難しい。

おおかたはいつもの話だったかもしれないが、他にも、少し新しい話が出てきている。研究しなきゃとおもった。

2016年08月06日

映画:さとにきたらええやん

釜ヶ崎のこどもの里という場についてのドキュメンタリー映画をKBCシネマでみた。

とても良い映画だった。
子どもの遊び場というだけでなく、子どもが寝泊まりして生活できるようにしている。

子どもを持つ親への支援も視野に入っている活動をされている。

「支援」という言葉はいろいろなところで使われているし、自分でも使っているけれど、何を見てそれを言っているのかは、本当にそれぞれだと思う。

個人的には、映画としては音楽の使い方をもう少し抑えてほしかったが、SHINGO☆西成さんの、「心とフトコロが寒いときこそ胸を張れ」|という曲は気に入った。

『さとにきたらええやん』

特定非営利活動法人(NPO法人)こどもの里

2016年08月02日

震災ADRシンポについて

http://qdaicms.jimdo.com/震災adr/震災adrシンポ/

6月末頃から関わってきた熊本県弁護士会が中心として行っている震災ADRのシンポジウムを、8/27午後に熊本大学で実施する。

200人入れる部屋なのだが、どのくらい来て頂けるか。
内容的には非常に充実していると思う。

***

私が震災ADRに入れ込んでいるのはいくつか理由がある。
ひとつは、震災ADRが、穂積重遠以来、原後山治以来の日本型の市民的ADRの正統だと思うからだ。

よく、弁護士会ADR対隣接専門職ADRの構図での議論がされるが、私は、そういうアングルの議論にあまり関心がない。

評価型調停と対話促進型調停の対立の議論をしているようで、実は、弁護士会ADR対隣接専門職ADRの議論をしたいだけという場面にはさんざん出会ってきた。どちらのサイドも利用者目線が不在の、おおむねあほらしい内容だった。

そうした政治的動機に基づくトップダウン型ADR=上意下達動員型ADRと、利用者ニーズから出発する市民的ADRの対立こそ、よほど本質的だとおもう。
それは当然、弁護士会ADRの内部にもあるし、司法書士会ADR、行政書士会ADRの内部にもある。

市民的ADRは、運営が難しい。しかし、その難しさは、追及する価値があるものだと思っている。

2016年08月01日

次回の対話調停カフェは10月15日

第4回 対話調停カフェ (テーマ:ふりかえること(仮題)) 

2016年10月15日(土) 14:00-17:00 場所:九州大学文系合同講義棟 207教室 (箱崎キャンパス)

https://www.facebook.com/events/1758233207780492/

****

第3回は無事終了しました。
やっぱり続けていくと、少しずつリズムができてくるかなという感じがしました。

ちょっと準備していたことと参加していただいた方の関心のズレみたいなものがあって、一部話しづらかったところがあったようです。そのあたりは反省。

でも、まぁ、全体として、和気あいあいとした雰囲気でいい感じだったのではないかと。

2016年07月25日

法社会学の国際学会リンク

LSA, Law and Society Association
RCSL, Research Committee on Sociology of Law (ISA)
ALSA, Asian Law and Society Association

2016年07月15日

第3回 対話調停カフェ 7/31 @九大(箱崎)

第3回 対話調停カフェ (テーマ:場を開くこと) 参加者募集中

日時 2016年7月31日(日) 13:30 - 16:30 場所:九州大学文系合同講義棟 207教室 (箱崎キャンパス)

https://www.facebook.com/events/1660242657632426/

2016年07月12日

東京出張

7/8は、日本ADR協会のシンポジウムに出席し、7/9は仲裁ADR法学会に出席し、7/10は、平田オリザ作・青年団のニッポン・サポート・センターを見てきた。

日本ADR協会のシンポでは、ADR利用者調査の結果をどう生かすかというテーマで話し合われた。
垣内秀介先生の学者としての誠実さ、きちんと対象に向き合う姿からは、いつもながら、すごいなぁと感じる。同じプロジェクトに属していながら、こうしたちゃんとした報告ができていない自分が恥ずかしくなるが。
全銀協、愛知県弁護士会、新潟県司法書士会からの取り組みの報告もあった。

仲裁ADR法学会については、やはりADR利用者調査プロジェクトでご一緒している今在慶一朗先生の社会的公正の心理学、手続き的公正に関するお話があった。今在先生にはこの分野の教科書を書いていただきたいと思った。

「平等に関わらない中立から、平等に関わる中立へ」というお話が今在先生の結論としてあったが、私が考えるメディエーションの最重要事項だと思っている。Mediators Handbookにも書かれてあるその話こそ、と、おもいながら伺った。

黒田愛弁護士によるハーグ調停の報告についても興味深かった。日本の家裁は条約の額面通りに6週間で裁判しようとしすぎているといった話も聞けた。
事例についての情報開示がないので、外国から不信の視線は続いているというお話もあった。
他方、こんな父親のもとに返すのが本当に正義かという話もあるということは、司会の小原望弁護士がおっしゃっていた。動き出してはいるが、課題山積感満載。

仲裁人の倫理規定についての話題も意外と参考になりそうだとおもった。
IBAの規定の説明に対し、調停人の行動規範について同様なものがあるか質問があったが、それに対しての答えは「ない」だった。
IBAは調停についての倫理規定を持たないのかもしれないが、ABAにはアメリカの国内調停向けの規定がある。調停人の倫理規定についての勉強もしないとなぁとおもいながら聞いていた。

ニッポン・サポート・センターは、すばらしい作品だった。当日チケットはキャンセル待ちだったが、その人気もうなずける。

「そういうときは、すみませんではなく、ありがとうと言うんだ」というセリフが出てくる。すみませんと言いまくる支援を受ける人に、すみませんではなく、ありがとうと言ってもらいたいですと、言えるといいのかなとおもった。

みんなそれぞれ大変。いま、たまたま助ける側にまわっている人も、たまたま助けられる側にまわっている人も。

2016年06月27日

愛媛和解支援センターの総会

愛媛和解支援センターの第7回総会に参加してきた。活動としては14年目。

会の活動報告・会計報告などが行われ、新年度の計画が承認された。特に、昨年度の12件の調停実践(19件の申立て)についての具体的な報告もなされるなど、実質的な話し合いもある充実した総会だった。
午後からは、私が講師になってミニ勉強会を行った。

ここの活動に関われているのは本当に光栄。

松下先生から、お土産に農場でとれたハチミツを一瓶いただいた。
ガチミツやな、と長男が言っていた。

おいしい、というだけでなく、もっとなにかありがたい感じがする。

松山では、私が以前JCAジャーナルに連載していた調停技法誌上講義を「調停技法読本」として製本して、勉強会を続けていただいている。12回分まで進んだということ。だんだん難しくなってきて読みづらいなどとおっしゃりながらも、読んで下さっている。こういうことは、筆者冥利に尽きる。

2016年06月26日

仲裁人協会の調停人養成講座


7月23日(土)・24日(日) JAA「調停人養成講座 基礎編」の申込募集のお知らせ | 公益社団法人 日本仲裁人協会

やっと広報になりました。あと1ヶ月で参加者に集まっていただけるかどうかは心配なところですが、今年で11年目の好評を頂いている講座です。参加者の属性が様々で、毎年面白い化学反応が起きています。案内に、「調停に関する一定の知識がある方」とは書かれてしまっていますが、知識がない方にも楽しんで学んでいただけるように工夫していますので、関心のある方は、ぜひ参加を頂ければと思っています。

2016年06月18日

九州大学大学院法学府で学んでみませんか


紛争管理研究センター:大学院で学んでみませんかというページを作ってみた。



紛争管理研究センター

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