2018年09月29日

ダンサンブール 『「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本』

ダンサンブール トーマ(野澤 真理子=高野 優訳)『「なんでわかってくれないの!」と思ったときに読む本』(紀伊國屋書店・2004年)
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NVCについての本。

2018/9/25

読了。
NVCのセミナーを元にした「基本書」的な内容で充実していた。タイトルは軽めだが、非常に論理的。著者は、フランス人で元弁護士。

観察・感情・欲求・要求の4つを分けてかつ、統合的に扱うことの大切さを説いている。
考え方としては、メディエーション・トレーニングで言われていることと重なっていることが多かったが、より日常的な適用が想定されて説明されていて、勉強になった。……というより、身につまされて、アイタタタ、そうか自分はこういう攻撃的コミュニケーションをする傾向があるのだなという発見もあった。

我慢するー奴隷になるは、自分自身への暴力で、暴力的コミュニケーションの一形態だという説明があった。なるほど、と思う。

感情の表現の際に、その背後にある欲求とセットにするべきである点、欲求と要求を混同しない点なども参考になった。



>私たちは何をするにしても、〈相手が愛してくれなくなるのが怖いから〉という理由で行動します。相手を愛していて、相手のために何かするのが嬉しいからではなく、相手から何もしてもらえなくなるのが怖いからなのです。でも、これでは愛情を買っているのと同じだとは思いませんか? そう、私たちはこんなふうにして親密な人間関係のなかに〈取引き〉を入れているのです。そして結局、相手がどう思っているかが不安になって、相手の動向をうかがってしまうのです。p.156

>……私はよくセミナーに参加した人たちから〈暴力的でないコミュニケーション〉を継続的に実践するにはどうしたらいいか教えてほしいと言われますが、そういった時には次のような方法を提案しています。それは〈一日三回、三分間〉という方法です。これをするには、まずは三分間だけ、〈私はだめな人間だ〉とか〈本来はどうあるべきか〉とか〈もっとうまくやろう〉とか考えたりせずに、ただ自分の心に耳を傾ける時間を作ってください。先のことや心配ごとは忘れて本来の自分になりましょう。何かを変えようと思ったりしないで、三分間、自分の心の状態を確認するのです。自分の心と向き合って、〈自分がちゃんとそこにいるかどうか〉を確かめてください。つまり自分に向かって「あなたはそこにいる?」と問いかけてみて、本当に心から「私はここにいるよ」と答えられるかどうかを確認するのです。そして、これを一日三回実行しましょう。こうやってありのままの自分でいられるようになってはじめて、相手にもありのままの自分でいてもらえるようになるのです。p.299

>悪とは、己れの飢えと渇きで苦しんでいる善そのものではないのか カリール・ジブラン p.304

2018/9/29

#本
#NVC

2018年06月09日

scrapbox


scrapbox | irie-public

scrapboxというWebサービスが面白く、気に入ったので、いろいろ試し中。

2018年05月03日

弁護士会ADRの利用者調査の報告書

『法と実務 Vol.14』(商事法務・2018年)

太田勝造・垣内秀介編 ADR調査研究会著「利用者から見たADRの現状と課題」収録。
入江秀晃「単位弁護士会系センターにおける手続利用者」

2018年05月02日

家計に関するアンケート調査


明治安田生命:「家計」に関するアンケート調査

妻のランチ代は夫の1.6倍。
家計の管理:妻62.4%、夫21.7%、分けて管理15.7%。

国際比較すれば面白そうなんだが。

2018年05月01日

オープンダイアローグ・PCAGIPセミナー

村山正治先生、本山智敬先生(福岡大学)、大石英史先生(鹿児島大学)のオープンダイアローグについての、福岡大学でのセミナーに参加してきた。(4/28)

大石先生が、学校現場で、教師達が保護者に対して本音と建前を使い分ける(保護者がいないときに悪口を言う)のに、あきれるというか、困るというか、しかし、それがないとやっていけない現状での対応力に感心するというか、という状況で、オープンダイアローグを知って衝撃を受けたという話をされていた。

村山先生は、オープンダイアローグの素晴らしさ、可能性を感じると同時に、だからこそ、いままでの自分の臨床体験を大切に考える必要があると強調されていた。
そうでなければ、また、単なるブームでしかなくなるとも。

2018年04月30日

綾屋紗月「発達障害当事者研究」

綾屋 紗月:研究者として、発達障害を持った個人として、自分自身を研究すること

[綾屋 紗月/Satsuki Ayaya – TEDxKids@Chiyoda 2014 | NOV/30/2014(SUN) 3331 ARTS CYD]

最後に、当事者研究のポイントを、具体性(抽象性ではなく)、構造性(責任制ではなく)、共有性(密室性ではなく)の3つにまとめている。

おとえもじて司会者マニュアル

2018年04月26日

大藤修『近世村人のライフサイクル』

大藤修『近世村人のライフサイクル』(2003年、山川出版)が面白かった。

日本史リブレットという薄く、用語解説なども行き届いていて読みやすい形態の本だった。

家意識が庶民レベルにまで拡がったのが、江戸時代だということらしい。
冒頭に、マルクス主義的な発展段階に当てはめて理解しようとする歴史観から脱却して、実態をそのまま見ようという意識での歴史研究が拡がり、大藤先生自身もそういうつもりでやっていたという率直な立場表明もあり。

2018年04月18日

Mnookin が語る3つのテンション

動画:Robert Mnookin - Mediation Secrets Exposed: Three Tips You Need to Know

Mnookinは、現ハーバードPONのチェア。

2004年の書籍である、"Beyond Winning"の宣伝なのだが、10分くらいで大事なことをざっくり説明するという用途が、YouTubeにはとても向いているように思う。

2018年04月17日

David HoffmanのTEDトーク。

動画:David HoffmanのTEDトーク

Pema Chödrönの言葉の引用。
最も難しい人たちでさえ、私たちの先生になる。
(Everyone - even the most difficult people can be our teacher.)

2018年04月16日

ラムザイヤ教授の動画

ラムザイヤ教授の2015年に出た、日本法についての単著『Second-best Justice』についてのBook talk。

HLS Library Book Talk | Mark Ramseyer, Second Best Justice: The Virtues of Japanese Private Law

ラムザイヤ教授の動画があるのなら、ヘイリー教授の動画もあるだろうかと検索してみたら、1986年に行われたインタビューが出てきた。インタビュー相手は、マッカーサーの下で日本国憲法を作ったケーディス大佐。ヘイリー教授ってこういう人だったんだ、と思った。

動画



紛争管理研究センター

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