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2016年09月 アーカイブ

2016年09月03日

8月のことなど

8月19日福岡県土地家屋調査士会研修。
8月22日、23日Brad Heckman氏(New York Peace Institute)によるMediation Training受講。
8月26日、熊本県弁護士会・震災ADR・事例研修会。8月27日午前、熊本県弁護士会・震災ADR・技法研修会。午後、震災ADRシンポ。
8月28日 PCAGIPネットワーク設立会へ参加。
8月31日、広島弁護士会、交渉・相談トレーニング。

と、忙しかった。
中でも、震災ADRシンポのコーディネートでとても疲れたが、関係された先生方に「よかった」と言って頂けて、ホッとした。

Brad Heckmanさんは、Ted Talkでメディエーションについて語っている方。

Watch "Mediation and mindfully getting in the middle: Brad Heckman at TEDxTeachersCollege" Video at TEDxTalks

サンフランシスココミュニティボードの設立者のショーンホルツの下で働いていた経験をお持ち。
これまでのメディエーション運動とは違うアプローチで行動(マーケティングその他)するのだと言っておられたのが印象的だった。

震災ADRシンポについては、関係者に恵まれた。
仙台の斉藤睦男先生、阿部弘樹先生のADRへのコミットメントには本物性がある。事前準備の打合せなどでも、ハッとすることがいくつかあった。私にとっても学ぶことが多いイベントになった。

シンポ当日は、パネルディスカッションの司会もしたが、時間進行が押せ押せになっていて、ゆったり議論するという感じにできなかったというきらいはあったとか、熊本の弁護士や、熊本の司法書士にももっと来て欲しかったという反省もあったが、しかし多くは遠くから約100名来て下さって、本当にありがたかった。

2016年09月13日

長崎県土地家屋調査士会のトレーニング

9/10-11は、長崎県土地家屋調査士会の調停技法研修を行ってきた。

最近、2日間のトレーニングを団体から依頼されるケースが減っているが、私だけではなく、トレーニング実施そのものも減っているような感じだ。
長崎での土地家屋調査士会での研修も久々の企画だったそうだ。

調査士の境界立ち会い業務と、調停は一見似ていそうに見えるけれど、目的も方法も違うところが多いのではないか、ごっちゃにしてもどちらも妥協要請型的にならざるを得ないのではないかなどということも話した。

前の行政書士会での研修にも出て下さった方がおられたり、五島列島からの参加者もおられたりして、和気あいあいとできたのはよかったと思っている。

JRのかもめで行ったのだが、行きと帰りでずいぶん乗り心地が違った気がする。
どちらも黒い車両だったのだが。
今度長崎に行くときは白いかもめを選んで乗ろうとおもう。

2016年09月15日

津屋崎ゼミ合宿

去年は糸島のRISE UP KEYAというところに行ったが、今年は、津屋崎での合宿だった。(9/12-13)

JRで博多から福間まで行き、そこからバスで。
思ったほど遠くない。福岡の中心部とは空気感が全く違う。また、農業地域の糸島とはまた違った方向で、海と歴史の場所という感じだった。
「福岡の葉山」と呼ばれたこともあったらしいが、個人的には大磯を思い出した。

外から来た人にやさしい土地柄だということをおっしゃっていた人がいた。
見た目は漁村的でも、住んでいる人の感覚が都市的なのではないかなとも感じた。

宿泊は、夏場に海の家として経営されている民宿まさごで。バーベキューにはさざえもあり、大量の肉もあったが、学生さんたちは追加注文をしていた。リーズナブルというか、お安くしていただけて、ありがたかった。

この合宿のために下見に行って企画してくれた幹事の学生二人、また、何かと相談に乗ってくださった津屋崎ブランチ福井さんのおかげで、とても充実した2日間となった。

野瀬さんの冷やしおでんもおいしかったし、福井さんのまわしよみ新聞も興味深かった。

2016年09月16日

にわか将棋ファン

最近、将棋のNHK杯を楽しみにしている。

今週末の解説は、22歳の千田翔太五段。twitter

前のNHK杯で、準優勝だったが、素人目に見ても他の棋士と違うわけのわからなさがあって、好きになった。

大川慎太郎著『不屈の棋士』(2016年・講談社現代新書)は、コンピュータ将棋をめぐるプロ棋士へのインタビュー集だが、千田さんの異質な取り組みが興味深かった。

他の棋士達のほとんどは、コンピュータ将棋の、特に終盤の精密さをチェックするためと、序盤から中盤にかけて、コンピューターが新しい手筋を発見することに関心があるようだった。
千田さんは、自分がコンピュータからどう学べるか、ソフトによって自分の棋力がどう上がるかだけに関心を持って取り組むと宣言している。

千田さんの他には、糸谷哲郎八段が、いまはソフトの強さやプロ棋士との勝敗に関心が集まっているが、教育目的でのソフトの活用という方向性がある点を指摘していた。

羽生善治三冠も千田さんのことは気にしているようだったし。

最近、広瀬章人八段に棋王戦でも勝つなど、今年度の成績が27戦22勝5敗、8割1分5厘の勝率と、ついに最多勝、最多勝率に躍り出ている。

今年度棋士ランキング|成績・ランキング|日本将棋連盟

この調子でぜひタイトルも取って頂きたい。

2016年09月18日

へろへろ

鹿子裕文『へろへろ 雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々』(2015年・ナナロク社)

宅老所よりあいの雑誌『ヨレヨレ』を編集していた鹿子裕文さんの本。twitter
よりあいの森という規模の大きいプロジェクトへの道のりを描いている。
ドライブ感がある。

市民団体運営や、ファンドレイジングの教科書的にも読めるかもしれない。

よりあいの創業者の下村美恵子さんも、よりあいから「退職」されたという話が出てくる。
一つの時代が終わったということなのだろう。
よりあいのWebサイトで以前は販売していた雑誌『ヨレヨレ』については、バサっと削除されてしまっているようだ。
書かれていない物語もあるということ。

過去のエントリー:
谷川俊太郎と伊藤比呂美のイベント

モンドくんのお父さんのボギーさんのブログ:
ボギーの悪趣味音楽作法

2016年09月26日

新潟県司法書士会での調停技法研修

久しぶりに新潟県司法書士会での研修を担当させていただいた。

以前は、いろいろな司法書士会で研修させていただいていたが、最近めっきり減っている。

今回は、土地家屋調査士会、社会保険労務士会、行政書士会からの参加もあり、多様性のある研修会として、トレーナーとしても楽しくさせていただいた。
参加メンバーが多様な方が、参加型の研修、グループ討議などは充実すると思う。

新潟県司法書士会は、2007年に研修に呼んでいただいたが、ソロトレーナーとしてのデビューだったので、思い出深い。
もう10年近くやっていると思うと、なかなか感慨深いものがある。

今回は、東海大学の北村隆憲教授が、トレーニングやロールプレイの様子をビデオ撮影して分析してくださるという初めての試みとなった。今後の展開が楽しみ。

2016年09月28日

10/15の対話調停カフェは拡大版で

10月15日に予定している対話調停カフェですが、愛媛和解支援センターから10名も参加して下さるということになりました。

当日の内容としては、「ふりかえること」をテーマとして、以下の構成にしたいと思います。
1.ミニ講義(対話型調停とふりかえりについて) 入江 40分程度
2.ペアワーク:人生曲線 40分程度
3.模擬事例検討会 90分程度

2016年10月15日(土) 14:00-17:00 場所:九州大学文系合同講義棟 207教室 (箱崎キャンパス)

模擬事例検討会については、事前に話題となる情報を提出してもらうことにしました。
(事例提出は義務ではなく、任意)

様式は、

模擬事例検討会事例提供について
模擬事例検討会事例提供ワークシート

です。

懇親会も行うことに致しますので、参加希望者は連絡下さい。

対話調停カフェは、参加費無料。懇親会は実費(おそらく4000円から5000円程度になると思います。学生は多少安くなるかも。)

下記に、記載して、入江(hideaki@hirie.sakura.ne.jp)までメールしてください。
--------------参加申込----------------
第4回 対話調停カフェ参加希望
氏名:
メール:
電話:
1.対話調停カフェへの参加する しない の区別
2.懇親会への参加する しない の区別
--------------------------------------

すでに参加表明されている方も改めて連絡頂けば助かります。

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