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2007年07月 アーカイブ

2007年07月02日

国立国会図書館法務図書館

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利用に当たって
    まず,法務図書館へ電話し,閲覧したい図書,利用したい日時等についてご相談ください(直接来館されても,利用できない場合がありますので,必ず事前に電話してください。電話は、利用可能日・時間内にお願いします。)。

事前電話確認が必要な図書館だそうです。

2007年07月03日

ヘイリー『権力なき権威』

John Owen Haley , 財団法人判例調査会訳 『権力なき権威 -法と日本のパラドックス-』(原題:Authority Without Power Law And The Japanese Paradox)


 日本の政治の特徴で最も顕著で固有的なものは、権威と権力の分離である。・・強制する力の方は目立って弱い社会である。その結果、社会秩序を維持するための手段として、法に依らない非公式な社会統制手段に依存する。それと同時に、社会を統治する規範や規範にかかわる有効な統制権をこうした非公式な執行手段を巧みに扱い得る人々に移転している。したがって日本には、公権威の集中化と同時に強制的権限の拡散(決して一様ではないが)の両者が存在する。
P17

研究のために図書館でいろいろ資料を漁っているが、この本は一級品の面白さだった。
和訳もしっかりしているのに、なぜ正規に出版されていないのだろう?
ウォルフレンがあれほど受けいられたのだから、商品性も高いと思うのだが。

2007年07月06日

ウェブ人間論

梅田望夫,平野啓一郎[2006]『ウェブ人間論』(新潮新書)

なんか軽めの本をと思って読んだのだが、平野啓一郎さんは若いのに真面目で、それほど軽い読後感ではなかった。
真面目な平野さんと対談すると、梅田さんは、思想の人ではなく商売の人だということがますますはっきりして、商売が下手な人間としてはその反対側に共感するなあと感じながら読んだ。

唯一、「現実が嫌な時は改善する努力をすべき」という平野氏に対して、いやいや、「努力して自分に適した場所に移動するのは、限られた自分の時間を生きるためには必要だ」という梅田氏に共感した。平野氏は正論を言っているのだが。



ADR認証機関第1号に「スポーツ仲裁機構」

asahi.com:ADR認証機関第1号に「スポーツ仲裁機構」 - 社会

4月のニュースでも出てきていましたね。

2007年07月08日

長崎のワークショップは無事終了

雨の中、多数来場ありがとうございました。

ブートキャンプをやっているという、シニアめの方もおられたり、熱心でした。

2007年07月10日

スポーツ調停

http://www.jsaa.jp/sportsrule/index2.html

スポーツ調停の調停手続規則が公開されている。
興味深い。

弁護士でない調停人の場合の助言体制は、「電話待機型」を認めている。
また、仲裁人と調停人を分離しているところも興味深い。
費用体系のところで、弁護士会型の成立手数料をとらないところも注目される。

手数料は、追加の交通費等の実費をのぞき、申立人25000円、相手方25000円ポッキリだが、調停人の報酬は、原則5万円で、10万円まで支払われる。
平日(月曜日から金曜日)の14:00 から17:00の事務局運営経費は、当事者の負担とは無関係のようだ。

また、町村先生は、仲裁判断事例集を見て、申立人の請求棄却ないし却下ばかりではないかと書いておられる。

http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2007/07/adr_472f.html

2007年07月11日

郷原信郎『「法令遵守」が日本を滅ぼす』

郷原信郎[2007]『「法令遵守」が日本を滅ぼす』(新潮新書)

『コンプライアンス革命』の郷原先生の新書。
元検事が言っているから価値があるのだとおもうが、比喩があいかわらずふるっている。

 こうして世の中が「法令遵守」に埋め尽くされる状況の中で、多くの賢明な組織人達は、法令遵守という意味のコンプライアンスが、多くの弊害をもたらしていることに気づき始めています。抽象的に法令遵守を宣言し、社員に厳命するだけの経営者の動機が、命令に反して社員が行なった違法行為が発覚した場合の「言い訳」を用意しておくことに過ぎないこと、法令遵守によって組織内には違法リスクを恐れて新たな試みを敬遠する「事なかれ主義」が蔓延し、モチベーションを低下させ、組織内に閉塞感を漂わせる結果になっていることを感じています。 P7

 専門の法律家のみで構成される司法の世界では、問題の解決に関して判断理由をわかりやすく国民に示して理解を得ることは、あまり重視されませんでした。法廷に行くと、難しい言葉と難しい理論が飛び交っていて、一般の人によくわからないのはそのためです。
 こういう法律家の存在は、例えていえば、かつての農村社会での巫女のようなものでしょう。種を蒔き田畑を耕し、収穫するという農村の日常の仕事の中では、巫女が登場することはありません。
 しかし、一たび、天変地異が起きたとか、疫病が流行したとか、村人の誰かが物の怪に取りつかれたというような、特異な出来事に直面したときは、霊能力を持った巫女に拝んでもらって解決しようという話になります。唱えているのはさっぱりわけのわからない呪文ですが、ほかに解決の手段がないので、巫女の言うことに従うのです。
 日本の司法の世界も同様で、非日常的な場面で役立つ「霊験あらたかな儀式」であることに存在の本質があったのです。
P130



2007年07月12日

モンスターピアレント対策

Yahoo!ニュース - 毎日新聞 - <理不尽クレーム>19教委が対応策 支援チームや研修で


京都市教委は6月下旬、医師と弁護士、警察OBや臨床心理士の専門家らでつくる「学校問題解決支援チーム」の結成を発表した。北九州市教委は今月中にも、専門家による同様の支援を始める。福岡市教委は05年、元小学校校長と臨床心理士による「学校保護者相談室」を開設し、第三者の立場で両者の悩みを聞き、トラブルの早期解決を図る。東京都江戸川区や奈良市、広島市の各教委は、教師たちの相談に乗る教員OBを配置している。

学校と親のメディエーションの問題ととられるべきとおもう。
そういう目で見ると、親だけに問題があるというスタンスの報道はいかがなものか。

2007年07月13日

ADR法のサイトがリニューアル

ADR法のサイトがリニューアルしていた。
この「かいけつサポート」という言葉は定着していくんでしょうか?

法務省・かいけつサポート

認証審査参与員名簿

2007年07月14日

司法制度改革教材

高校生用・司法制度改革教材

全国どこでも法的トラブルを解決するための情報やサービスを受けられる社会の実現を目指し、平成18年に設立された「日本司法支援センター」の愛称はどれですか?
(1)法テラス  (2)法シエン  (3) 法ガーデン

法シエンって、甲子園のもじりでしょうか?

わかりやすいとはおもうが、裁判員にちゃんと出てくるようにという「動員」色が強い教材で、そのあたりがいかがなものかと感じた。
日弁連や司法書士会はぜひ独自教材を作って公開して欲しい。

2007年07月16日

仲裁ADR法学会

7月14日、立教大学での開催。

立教は池袋西口駅前の猥雑感とのギャップがはげしいきれいな大学だ。
学生時代に、かっこいい生活をしている立教の友人にレポートの手伝いをさせられていたことを思い出した。

研究会は、実務家は、ECネットワークの沢田さんだけで、実務に詳しく関心のある学者の発表が中心だった。
どれも興味深かったが、実務家からの報告の割合をもう少し増やしたほうがよいように感じた。
実務家同士で議論を闘わせるとか。

同席調停対別席調停(交互面接調停)という構図の議論については、町村先生が書いておられる

ADRの実効性とはなにかということで、いくつか質問してみたのだが、質問の仕方が悪かったのか、適切に答えていただいてはいるものの、隔靴掻痒感があった。
ADRを考える理論そのものも、もう少し、発展する必要がありそうだと思った。
例えば、相談をするひとのコンピタンスは何かを考えると、カウンセリング的な能力が必要であるという議論はあって、それすらも手当てされていない場合が多々あるという現実があって、そのあたりで話が終わりがちなのだが、最新事案をどのように共有知識化するかとかいったことが本当は相談者の満足度に直結するはずなので、その辺までの議論が必要だと思う。

聞き置く、あるいは、切り捨てるためのADRから、くみ上げるためのADRに変わっていく(べき)としたら、どこがそのメルクマールになるのかを見る目が必要になるはずで、要は、そこが充分でないとすると、研究しなければならないことはまだ残っているということになる。

2007年07月19日

雨宮処凛『生きさせろ!』

雨宮処凛[2007]『生きさせろ! 難民化する若者たち』(太田出版)

フリーターがいかに悲惨かという話と、そういうフリーターたちが自己責任論に縛られてしまって、自分を責めることはあっても、社会に対して声を上げないという構造を分析している。
若いアクティビスト型の思想家の、ジャーナリスティックな作品で、いろいろな形で運動している人や、この問題に取り組んでいる社会学者へのインタビューなどもあり、参考になった。

わたしが、特に興味を引いたのが、松本哉さんという方。

雨宮処凛ブログ

Wikipedia:松本哉
松本哉インタビュー
週刊・素人の乱

NPO POSSE

宮本みち子[2002]『若者が『社会的弱者』に転落する』(洋泉社新書)
平井玄[2005]『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』(太田出版)
白石嘉治、大野 英士[2005]『ネオリベ現代生活批判序説』(新評論)

過去のエントリー:『若者はなぜ3年で辞めるのか』



2007年07月24日

PI-Forum連続セミナー

http://www.pi-forum.org/act/training2007/index.html

講師をさせていただくことになりました。

よろしくおねがいいたします。
個人的には、松浦さん、篠田さんの部分が楽しみです。

2007年07月25日

金融ADR

NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載

2007年07月27日

労働政策研究・研修機構

労働政策研究・研修機構の研究会に呼んでいただいて、メディエーションやメディエーション・トレーニングの話をさせていただいた。

ありがとうございました。

2007年07月28日

格安航空券

国内出張は、Yahoo!トラベルを使うことが多かったのだが、他にもいろいろあるようだ。

日本国内-格安航空券攻略-【格安航空券の達人】

過去のエントリー

2007年07月29日

Google マップにコンテンツを追加

Google Mapで、「マイマップ」を作るという機能があったが、いつのまにか、「他の人の地図も利用できる」という機能が追加されていて感動してしまった。

「他の人の地図」には、楽天トラベル(旧旅の窓口)のホテルの情報も含まれている。
出張先の場所を表示して、その地図内の楽天トラベルのホテルを表示するということまでできる。
レスポンスもよく、使い勝手が非常に良い。

楽天トラベルのサイトでは、ホテルへの感想・苦情がたくさん載っていて、評判がわかる。
つまり、このGoogle Mapの機能を組みあせて使えば、値段、評判、目的地からの近さといった基本情報を一気に集めることができる。

出張準備には欠かせなくなりそうだ。

map.google.com

[N]「Googleマイマップ」でいろいろな地図を追加する

2007年07月30日

Skypeの伝道

いまさらながらだが、
Skypeを知人のパソコンにインストールするということがつづいた。

昨日は、ぷららというプロバイダの接続を使っているお宅でインストールしようとしたら、できなくてこまっていたが、調べると、プロバイダ独自のパケットフィルタサービスが問題だということが分かった。
8. Skypeが使えなくなったのですが、利用可能にすることはできますか?
いろいろありますなぁ。

ところで、ヘッドセットもずいぶん安くなっている。
Amazonで一番安いのは、480円。
HP-3W マルチメディア ヘッドセット マイク付 ボリュームコントロール付 カラー:ホワイト 480円

私が使っているやつも、以前買ったときは、1900円だったのが1594円になっている。
Logicool ステレオヘッドセット [A-302R] 1,594円

以前のエントリー



2007年07月31日

国民生活センターADR

東京新聞:悪質商法や製品事故 迅速解決へ第三者機関 国民生活センターに:政治(TOKYO Web)

「事業者に対して紛争に関係する文書・物件の提出や出頭を求める権限を持つ」というところが重要なんでしょう。

「第三者機関は、消費生活相談員や学識経験者らで構成する」と書いてあるけれど、調停手続を委員会で進めるのだろうか?

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