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2017年11月 アーカイブ

2017年11月11日

日本ADR協会のADR法10周年シンポ

11/10は、JADRAで、「ADRによる紛争解決―到達点と可能性~ADR法施行10年を迎えて~」というシンポジウムがあった。

約200人の来場があったそうで、非常に盛況だったし、内容的にも盛りだくさんで充実していながらも、要所要所で整理されていて、良かったと評価されたのではないかと思う。 

法務省の小出邦夫法務省大臣官房司法法制部長からの基調報告は、認証件数などの客観データの淡々とした報告が主な内容だったが、民間ADRは土日に期日を設けたり様々な工夫をして利用者に向かっていく努力をしているという点も言及されていた。気にはかけておられるんだなぁと感じた。

2017年11月19日

京都弁護士会紛争解決センター認証10周年記念シンポジウム

11/18は、京都弁護士会ADRセンターのシンポで基調報告をさせて頂いた。
約70名の参加があったそうだ。

テーマがあっせんの質の向上で、おめでたい席のはずが、いろいろネガティブな情報も出てくる内容だったが、ぬえのような吉田薫先生のキャラのおかげか、不思議と明るく楽しい雰囲気だった。

紛争解決センター認証取得10周年記念シンポジウム

司会は、タレント兼弁護士である三輪記子さんと、小林美和弁護士の、ダブル・みわさんだった。

2017年11月20日

あい愛サポート

11月19日(日)の午後は、あい愛サポートというNPOで、2時間半の相談研修をさせていただいた。参加は26人。

NPO法人あい愛サポート

我ながら,よく働いているとおもいます。

2017年11月23日

熊本県弁護士会震災ADR事例紹介セミナー

11/22、18:30-20:30まで、パレアで。

応諾サポート(相手方当事者が、手続の前にサポート弁護士と電話等で話をして、手続的な不安を解消する無料の制度)が6月からはじまり、運用も軌道に乗っているという報告のほか、5つの事例が簡単に紹介された。

行政の制度を使うために年度末に間に合うように1ヶ月に3回期日を入れた例であるとか、第1回期日から建築士とあっせん人弁護士が現地手続をして1回で解決した例なども紹介された。

消費生活センター相談員、土地家屋調査士、司法書士、税理士などが来られた。
私は、ADR入門と題したミニレクチャーと、ミニグループワークのファシリテーションを担当。

坂本秀德先生が、どうせ和解で決着するような事件に、2ヶ月も3ヶ月もかけて争点整理表を代理人弁護士に作らせるようなやり方をとる裁判所のやり方は時代遅れだと思うとおっしゃっていて、共感。

成立手数料についてのわかりにくさが、会場から指摘されたりして、和気あいあいながらも、真剣なやり取りがあったと思う。

2017年11月25日

萩原金美先生のこと

法社会学会のMLで、萩原金美先生の訃報を知った。11月10日に亡くなられたそうだ。

大磯に住んでいたときに、東海道線でご一緒したこともあり、また一度ごちそうしていただいたこともあり、何度か直接お話を伺えたことがある。
船に乗って執筆に専念するやり方を伺ったりした。
私のつたない文章もチェックして頂いており、応援してくださっていた。
萩原先生は、九大に内地留学されたこともあって、私が着任することが決まった際もとても喜んでくださった。

法曹(準法曹も)が、調停人に当然にふさわしいという考えは誤りであるという話など、はっきりおっしゃっている。
三宅正太郎の、事務的に堕した調停は寒心に耐へないという一説も、萩原金美先生の著作から学んだ。

「裁くことへのおそれ」という問題を、常に考えられていたように思う。

磯野誠一先生や、千葉正士先生のことももっと伺いたかった。

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