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2018年04月 アーカイブ

2018年04月03日

新学期

今日から新学期の新しい授業が始まる。

今年は49才と、不惑も終わりに近づいている。しかし、まどうことはますます増えているかもしれない。

ぼちぼちブログも書いていこう。

2018年04月04日

年明けからの学外活動

学内のこともいろいろあったのだけど、学外の活動もいくつか呼んでいただけて、興味深い経験ができていると思っている。消化して次の成果につなげないととは思うが、同時に焦らないようにしてやっていきたいとも思う。

1/6 熊本大学(非常勤)
1/27 埼玉司法書士会・調停トレーニング
2/8 弁理士会・交渉とADRの研修
2/17 熊本大学(非常勤)
2/19-20 岡山弁護士会・調停トレーニング
2/24 東海大(代々木)模擬調停ビデオ撮影
3/1 東京弁護士会・調停トレーニング
3/2-4 HIL研究会
3/10 広島司法書士会・調停センター認証記念シンポ講演
3/16 東海大(代々木)研究会
3/31 第二東京弁護士会・調停トレーニング

2018年04月06日

夫婦同姓の家

学生さんのゼミ論文をきっかけに、夫婦同姓の「家」がいつごろ、どういう風に成立したのかということに興味が出てきた。

坂田聡『苗字と名前の歴史』(2006、吉川弘文館)によれば、苗字帯刀が認められなかったから庶民には苗字がなかったというのは暴論で、実際には江戸期に庶民レベルでの家の観念が拡がったはずだという。また、江戸期には、武士は夫婦別姓だったが、庶民は夫婦同姓だったという。

家名、家産、家業がセットの「家」の観念ということでは、日本の中ではかなり共通性があるのだろうけれど、中川善之助が『民法風土記』で書いている飛騨・白川郷の大家族など、様々な形態があったのだろう。大きな流れとしては、鎌倉時代の分割相続がその後単独相続になったとある(高校の歴史の教科書に書かれている)が、少なくとも、分家のような形の分割相続はかなりの程度あったはずで、実態としての多様性についてもう少し知りたいなと思う。

渡辺尚志『近世百姓の底力』では、江戸期の百姓=庶民が単に武力で抑圧されていただけではなかった様子が描かれている。

歴史学は門外漢ではあるが、人々の意識=ナラティブを形成するにあたって、やはりかなり大きな影響を与えていると思うからだ。
しかし、この分野はイデオロギーが入り込みやすくもあり、実態そのままを理解することが難しいなとも感じる。

2018年04月14日

ネットの活動

新潟の司法書士である川嵜一夫さんがおっしゃっていたが、ブログやメルマガでは、感情を出した方が読者を引きつけるということのようだ。

司法書士・川嵜一夫さんブログ

考えとか感情とかを出すと、いろいろな受け止められ方をするのが面倒くさいなどと考えると、何も書けなくなるということかな。

森博嗣『集中力はいらない』(2018年・SB新書)
では、ネットの活動は基本的に辞めたとおっしゃっている。どう考えるか、だな。

2018年04月15日

ICC Asia-Pacific Mediation Competition

当事者役を競うアジアパシフィック地域の国際的な大学レベルのメディエーションコンペティション。

2018 ICC Asia-Pacific Mediation Competition

2017の動画

こんなんあるんやな、と思った。

2018年04月16日

ラムザイヤ教授の動画

ラムザイヤ教授の2015年に出た、日本法についての単著『Second-best Justice』についてのBook talk。

HLS Library Book Talk | Mark Ramseyer, Second Best Justice: The Virtues of Japanese Private Law

ラムザイヤ教授の動画があるのなら、ヘイリー教授の動画もあるだろうかと検索してみたら、1986年に行われたインタビューが出てきた。インタビュー相手は、マッカーサーの下で日本国憲法を作ったケーディス大佐。ヘイリー教授ってこういう人だったんだ、と思った。

動画

2018年04月17日

David HoffmanのTEDトーク。

動画:David HoffmanのTEDトーク

Pema Chödrönの言葉の引用。
最も難しい人たちでさえ、私たちの先生になる。
(Everyone - even the most difficult people can be our teacher.)

2018年04月18日

Mnookin が語る3つのテンション

動画:Robert Mnookin - Mediation Secrets Exposed: Three Tips You Need to Know

Mnookinは、現ハーバードPONのチェア。

2004年の書籍である、"Beyond Winning"の宣伝なのだが、10分くらいで大事なことをざっくり説明するという用途が、YouTubeにはとても向いているように思う。

2018年04月26日

大藤修『近世村人のライフサイクル』

大藤修『近世村人のライフサイクル』(2003年、山川出版)が面白かった。

日本史リブレットという薄く、用語解説なども行き届いていて読みやすい形態の本だった。

家意識が庶民レベルにまで拡がったのが、江戸時代だということらしい。
冒頭に、マルクス主義的な発展段階に当てはめて理解しようとする歴史観から脱却して、実態をそのまま見ようという意識での歴史研究が拡がり、大藤先生自身もそういうつもりでやっていたという率直な立場表明もあり。

2018年04月30日

綾屋紗月「発達障害当事者研究」

綾屋 紗月:研究者として、発達障害を持った個人として、自分自身を研究すること

[綾屋 紗月/Satsuki Ayaya – TEDxKids@Chiyoda 2014 | NOV/30/2014(SUN) 3331 ARTS CYD]

最後に、当事者研究のポイントを、具体性(抽象性ではなく)、構造性(責任制ではなく)、共有性(密室性ではなく)の3つにまとめている。

おとえもじて司会者マニュアル

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