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2011年12月 アーカイブ

2011年12月06日

JADRAシンポ

日本ADR協会
のシンポジウムに行ってきた。

東京日帰りは疲れる。

ADR法の改正要望をADRの業界団体としてまとめるという趣旨のワーキンググループのレポートができているので、それについて。

中村芳彦先生が、「利用者視点が入っていない議論で法改正を言うのはいかがか、私的自治を言っておきながら、利用者が少ないのを他人のせいにするのはいかがか」など、もっともなご指摘をされていた。ADR士について反対ということも。

シンポジウムの最後に、青山善充先生が、「促進法を基本法にして、5カ年計画みたいなものを作って実施するようにすべきという点と、執行力は時期尚早だけれど、法律扶助の対象化は可能ではないか」という発言をされていた。

いろいろおもいはあるが、おもうように動けない。

パブリックコメントを募集するそうなので、書いてみようかとも思うが・・

2011年12月07日

全国権利擁護支援ネットワーク

全国権利擁護支援ネットワーク ASNET-JAPAN

法律職と福祉職の連携を中心にした活動のネットワークのようだ。
法政大学・佐藤彰一教授が代表。

運動論として、大変関心がある。

2011年12月08日

法テラス2008年度のニーズ調査

司法支援センター(2008)『法律扶助のニーズ及び法テラス利用状況に関する調査報告書』(PDF)
刊行物  法テラス

福祉問題への法律家の関与が少ない点を指摘。

路上生活者対象調査も行われている。

2011年12月19日

大学院進学の賃金への影響分析

RIETI - 大学院教育と人的資本の生産性

「大学院卒業者は相対的に高賃金で、かつ、早期引退せず長く労働市場にとどまる傾向がある」・・とな。

2011年12月20日

自分は、大学生に、何を伝えたいのだろうと考えつつ・・

asahi.com(朝日新聞社):上野千鶴子「あなたたちは、企業と心中してはいけない」 - 就活のヒント - 就活朝日 2012 - 就職・転職

Chikirinの日記:将来有望な若者の将来価値を毀損する、大きなワナ - Chikirinの日記

就活ぶっこわせデモ

2011年12月21日

敷金返還業者への非弁行為の疑い

asahi.com(朝日新聞社):敷金返還、業者が無資格で家主と交渉か 名古屋地検捜査 - 社会

2011年12月22日

書く公益系弁護士

法学セミナーの谷口太規弁護士の連載、「ロー・アングル 公益弁護士論--法と社会のフィールドワーク」が面白い。

法律相談において、相談者の心情を受けとめ、真に求めるものを理解するためには、その人の人生そのものに触れようとする必要があると述べた。しかし、見ず知らずの他者の人生に触れようとすることは、正直とても怖いことだ。触れようとしたその人生はいつも滑らかなものとは限らない。法的紛争の現場では、むしろ、それはざらつき、ささくれだったものであることの方が多い。そして、私たちがそれを癒やせることは決して多くはない。それでも他者に触れようと試みるのはなぜか。それでも、他者と出会う「開かれた」場に身を置きたいと思うのはなぜなのか。 P67

私たち弁護士が関与するのは紛争だ。紛争において、どちらかの当事者に全面的な正義があることはむしろ珍しい。しかし、私たちは「投機」する。一方当事者の側につき、その人たちの声を、込められた思いを信じ、精一杯代弁しようとする。「開かれた場」で偶然出逢った他者に自身を投げ出そうとする。それは「関係性への投機」だ。
P68

時に、「触れた」と思う瞬間がある。けれど、それはいつも逃げていく。Aさんが泣いた理由だけではない。Fさんはもう笑わず今日も傷つきながら誰かに怒っているかもしれない。S夫婦の場合には「鍵」がうまく見つかったが、見つからないことの方が圧倒的に多い。分からないことだらけだし、届かぬものだらけだ。「開かれた場」に身を置くことは、そうした本質的に分からぬ他者性と遭遇し続けるということだ。
P69

谷口 太規「ロー・アングル 公益弁護士論--法と社会のフィールドワーク(7)分からぬもの/分かろうとすること」法学セミナー56巻4号(2011年)66-69頁


2011年12月23日

フレデリック・ワイズマン監督インタビュー

「私は、プロのアウトサイダーです」フレデリック・ワイズマン監督インタビュー|『フレデリック・ワイズマン レトロスペクティブ──フレデリック・ワイズマンのすべて』全国各地で巡回開催中 - 骰子の眼 - webDICE


最初に依頼するときに、私が何をしたいか話したことを要約した手紙です。すなわち、6~8週間密着したいこと、やらせはいっさいしないこと、全員撮られることに同意してくれること、予定では100~150分の長さの映画になるであろうこと、編集に1年かかること、劇場・テレビ・DVDでリリースされること、編集権は私にあること、他の監督は撮らないこと、などをまとめた内容の手紙です。法的な言語では書いてありませんが、事実上これが契約書になります。

2011年12月27日

人生の半分は自分のために使えば良い。でももう半分は社会のために使え

東京新聞:「故郷 放っておけない」 被災弁護士 地元を奔走:社会(TOKYO Web)

半分も・・


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