ケースマネージャ研修
静岡県司法書士会のメンバーが講師となり、新潟県司法書士会で実施したケースマネージャ研修に、受講生として参加させていただいた。
調停を開始するまでの調整活動をどうするかを考えるもの。
これら調整業務は、「柔軟にやっている」というのは良いのだが、その「柔軟さ」が単なる言い訳に使われがちだというのが問題だ。
つまり、調停の場の設定という本来は調停セッション以上に大変な仕事が、コストが掛かるなどの現状のために、大変おざなりな状態に置かれていることが少なくない。
崇高な理念と立派な規則の裏側の、おそまつな調整実務をなんとか改善しようと一歩踏み出さない限りは、調停手続が普通の当事者、あるいは当の士業団体の法律専門職にとって魅力ある手続にならないだろう。
そこを正面から考えようというものでとても興味深かった。
新潟県司法書士会のメンバーもまさに取り組みつつある問題で、真剣そのものだった。
場違いな参加者を暖かく迎えて下さり、とても感謝している。