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静岡県司法書士会のシンポ、報道される

県司法書士会:調停センター開設 少額の民事紛争を解決--県内初 /静岡(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

2月21日12時1分配信 毎日新聞

 勝ち負けではなく「合意」の形成へ――。県司法書士会(早川清人会長)はこのほど、少額の民事紛争を解決するための調停センター「ふらっと」を、県司法書士会館(静岡市駿河区稲川1)内に開設した。07年に施行された「ADR(裁判外紛争処理)促進法」に基づく認証機関で、開設は県内で初めて。
 不動産や労働賃金などを巡る民事トラブルを裁判で争うと、当事者間の関係が悪化して、勝ち負けが決まっても互いに不満な結果に終わる場合がある。このことを踏まえ、ADRでは訴訟で勝ち負けをつける前に、話し合いで双方が満足のいく合意を探る。同センターでは、当事者が直接顔を合わせ、双方の言い分を整理する調停人(司法書士)が立ち会って和解を目指す。
 相続などの家事事件以外で紛争額が140万円以下の事案が対象。申し込みに2万1000円、調停1回ごとに1万500円かかる。同会の研究会で07年以降に試行した6件の調停では、1件が合意、1件が裁判に移行、2件が継続中で、2件は相手方が調停に応じなかった。
 名波直紀・副センター長(41)は「裁判だと負けた側が判決を無視する懸念もあるが、この調停では約束がすぐ履行される可能性が高い。まずは当事者同士が話し合いの場に出るのが大事で、両者の人間関係を元に戻したい」と話している。
 3月19日午後1時から、日本司法書士会連合会が開く開設記念シンポジウム「対話のチカラ」が静岡市葵区のしずぎんホールで開かれる。問い合わせは同センター(054・282・8741)。【竹地広憲】

2月21日朝刊

簡潔に対話型調停のメリットを示した良い記事だとおもう。
「人間関係を元に戻す」ということだけが強調されると、そんなの求めていないという当事者にそっぽを向かれる危険はある。しかし、その微妙なニュアンスを記事にしてもらうのは難しいとおもう。
理念だけでなく、実績は必ず報道されるという点も、大切なところ。

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2009年02月22日 06:53に投稿されたエントリーのページです。

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