日本仲裁人協会/調停人養成講座・中級編
日本仲裁人協会/調停人養成講座・中級編
11月30日に、最終回(全6回)の開催が終わりました。
現役の調停委員、司法委員、法学部教授、土地家屋調査士、行政書士、企業の法務職、看護婦など多士済々の参加者が、回を重ねるごとに熱心さを増しての大団円で、心からやってよかったなぁと思えるものになりました。
次々に登場する講師側も熱心さに、自らも楽しむところが加わって、確かに充実していたのではないかと思います。
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日本仲裁人協会/調停人養成講座・中級編
11月30日に、最終回(全6回)の開催が終わりました。
現役の調停委員、司法委員、法学部教授、土地家屋調査士、行政書士、企業の法務職、看護婦など多士済々の参加者が、回を重ねるごとに熱心さを増しての大団円で、心からやってよかったなぁと思えるものになりました。
次々に登場する講師側も熱心さに、自らも楽しむところが加わって、確かに充実していたのではないかと思います。
川喜田二郎[1967]『発想法―創造性開発のために』 (中公新書 (136))
川喜田二郎[1970]『続・発想法』(中公新書 (210))
たまにKJ法を使うことも出てきたので『発想法』を読み返してみた。『続・発想法』は始めて読む。
パースのアブダクションという概念をこれほどフィーチャーしていた本だということについてはすっかり忘れていたというか、たぶん読んだときにはアブダクションの概念についてよく知らずに読み飛ばしていたのだろう。
パースやアリストテレスを引いて、可謬的な思考方法が、参画型の民主主義を作るという信念と情念(!)を訴えている。
情念型の本だというのが、今回読んだ印象だ。
梅棹忠夫の知的生産の技術もそうだが、60年代後半の京都方面で作られた本は、読みやすさと、しかし、大それた相手に果敢に向かう蛮勇と、ある種の徒党を組んで闘っているという・・独特な感じが入り混じっている印象がある。
視覚化のA型と、文章化(または口頭化)のB型の組合せが重要で、決して視覚的な整理術に留まるものではないのだということを言っている。
また、累積KJ法と呼ぶ、できあがっている構造図をさらに進化させる手法についても紹介していた。
確かにこうした話は通り一遍で本で読むだけでなく体験して、体系的に学ばないとわからないだろうとも思う。
日本仲裁人協会の会員向けの研究会で、調停トレーニングについて、話をしてきました。
つい先日まで受講されていた方も多数参加いただいて、調停トレーニングが価値があると発言くださって、とてもうれしかったです。
参加されたことがない方に参加してみたいと思わせることは、わたしの腕ではちょっと足りなかったのかなと思いました。いろいろ反省点があります。
http://www.sakura.ad.jp/news/archives/20071130-001.news
気に入っているので、サービスが変わらないでいただきたいです。
昨日(12・6)に、PIフォーラム・連続セミナーで、メディエーションを紹介するワークショップを行いました。
頭の回転の速い参加者が多く、ちょっと詰め込みすぎだったにもかかわらず、的確に実施しておられました。
ありがとうございました。
*
と、いよいよもって、研修屋のおっちゃん化。
司法アクセス学会第1回学術大会
に参加してきた。
懇親会は出席せずに失礼したが、企画も面白く、聴衆側も濃い感じで面白かった。
挨拶したいと思っていた何人かに挨拶できたのも個人的にはよかった。
個人的に勉強になったのは、
・PIO-NETの行政向けデータ利用開放が近年あったこと(内容ははっきりわからなかったが・・)
・法テラスの広報予算が1億円と聞いたこと
・池永知樹弁護士の国際的な法律扶助の報告
あたりが特に。
新司法試験について、試験制度というより、その背景にある法学部教授や有力な実務家たちの「考え方」そのものが問題なのではないかというF先生のコメントがあったが、深くうなづいてしまった。
星野欣生[2007]『職場の人間関係づくりトレーニング』(金子書房)
を、書店で見かけて、すぐ買った。
前作の、人間関係づくりトレーニングが、いい本だったので。
まだパラパラ見ただけだが、別に「職場の人間関係」に限らずに使えそう。
*
日本体験学習研究所(JIEL)で、星野欣生先生の講座が行われているようだ。
村田吉弘[1998]『村田吉弘の10分でできる和のおかず』(NHK出版)
久しぶりに料理をしてみた。この本はいいです。
作ってみたのは、鶏のくわ焼きと温奴。
鶏の桑焼きは、小麦粉をはたいて、ねぎと焼くだけ。
しょうゆ、酒、みりんを1:1:2で回しかけてできあがり。うまい。
温奴は、こんぶを水にくぐらせ、酒を振りかけて、豆腐を乗せ、あっためるだけ。
かつおぶしとしょうゆをかける。これも、うまい。
ダニエル H.フット (著), 溜箭 将之 (翻訳) [2007]『名もない顔もない司法―日本の裁判は変わるのか』 (NTT出版ライブラリーレゾナント 40)
偉大なるフット先生のサバティカル本第二段。
「透明な存在であるボク」のなれの果てとしての司法システムを批判する本と言えるのかもしれない。
この問題は根深い。
以前のエントリー:裁判と社会
【ゆうゆうLife】医療 納得は得られるか-動き出す医療版ADR(上) (1/3ページ) - MSN産経ニュース
固有名詞としては、
・加藤良夫弁護士(南山大学教授)
・市民団体「医療事故市民オンブズマンメディオ」
・茨城県医師会「医療問題中立処理委員会」小沢忠彦医師
全年齢向けと、子ども向け。やってみたい方はご連絡をください。
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内閣府・苦情相談情報の効果的活用のための検討会議
2007年3月9日報告書公表。
国の法執行機関などでの利用が規定され、自由度が上がったという結論もさることながら、議論の過程も興味深い。
もう少し調べたい。
http://d.hatena.ne.jp/curiousjudge/20071219/p1
家裁がそこまで介入するのか、放っておいて欲しいという監護親や、子どもに、気が重くなるような愚痴の手紙を送っる非監護親など、確かに大変そうです。
ところで、curious judgeというブログネームは、「ひとまねこざる」のCurious Georgeのもじりなんでしょうか。
MAX 中型ホッチキス<フラットクリンチ>というのを買った。
以前読んだ、『独立開業マニュアル』にも、大き目のしっかりしたホッチキスをぜひ買うようにと書いてあったのだが、確かに買ってみると頼もしい。
リムーバーが付いていなかったので、「はりトルプロ」も買ってみたのだが、これまた楽しい。てこの原理で、ホッチキスの針をギュッと曲げながら抜き取る。
ADR法認証の第七号は、日本商事仲裁協会(JCAA)。
認証に併せて、規則の変更もあったようだ。
新・JCAA国内商事調停規則
わたし的に興味深いのは、以下の改定。
旧・第14条(調停期日) 3 調停人は、いずれかの当事者の要請があるときは、当事者に解決案または見解を提示しなければならない。
↓
新・第17条(調停期日) 3 調停人は、いずれかの当事者の要請があるときは、当事者に解決案又は見解を提示することができる。
月報司法書士 2007年10月号(No.428)・特集 動き出したADR促進法(PDF)
調停の具体的事例について/司法書士 伊藤知加子
英国ADR機関視察レポート(稲村厚/芝知美)
*
URL修正(2008/07/21)
正月から2週間ほど、アメリカに行くので少し、頭の中を英語モードに切り替えないといけない。
A Study in Mediation Styles: A Comparative Analysis of Evaluative and Transformative Styles
コンパクトにまとまっている上に、事例ベースの検討もある。
なぜか著者の署名がない記事で、不思議だ。
変容型調停の説明は、Bush&Foldger自身のものとは少し違うような気がするが、それは詳しい検討が要りそうだ。
評価型調停が80年代に広がったという記述もあり、そのあたりは興味深い。
これは、三つのスタイルの長所短所を比較したもの。
評価型調停がすばらしいというカナダの人の文章。
1.研究は厳しい。定職にはついていないまま。
愚痴は言うまいです。
2.調停トレーニングをたくさんした。ひとり講師も引き受けることにした。
さすがに少し慣れてきたと思ったらすべったり、固まったり。
いろいろな人に引き立ててもらって、明らかに実力以上にチャンスに恵まれていますが、大変な仕事であることはまちがいないですね。やるたびに勉強です。
3.新しいADRの調査のプロジェクトに参加した。
年明けに米国の調査に出かけます。このプロジェクトもとても良いものになる予感があります。
6日間のトレーニングはとてもよい経験になりました。
5.長崎と松山に行った。
愛媛の活動はすばらしいです。
完全な知的確信犯ですね。舞台も見に行きました。
7.青色申告のための記帳を始めた。
想像していたより大変です。2年目からは楽になるのかな。
8.肩を脱臼した。
今年3月の脱臼は、なかなか入らず往生しました。
9.ジョギングを始めた。
まだ続いています。毎日とは限りませんが、3、4km走っています。
10.長男小学校入学、次男は年中に。
とーちゃん、すき、と言われるとうれしいものです。
(次点)
某学会に論文を投稿した。
スカイプを使い始めた。
家族でクラシックを見に行った。
万年筆を使い始めた。