マイ・ブーメラン
ICチップを使って、自分の忘れものをとりもどすというサービス。
旅行ツアーとか、企業の一括契約とかを狙っているBtoBビジネスらしい。
よくものを忘れるぼんやり人間としては興味深いサービスだ。
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ICチップを使って、自分の忘れものをとりもどすというサービス。
旅行ツアーとか、企業の一括契約とかを狙っているBtoBビジネスらしい。
よくものを忘れるぼんやり人間としては興味深いサービスだ。
2007年4月1日は、ADR法の施行日だ。
トラブルが解決して,当事者がお互いに握手する様子と,解決に導いた調停人が微笑んでいる様子を表しています。
また,握手部分の「緑色」は円満解決を,調停人部分の「青色」は公正中立さを象徴しています
・・だそうです。
微妙・・
スカイプついでに、Webカメラも買ってみた。
[asahi.com]裁判外紛争手続き、申請1号はスポーツ仲裁機構
1日に施行されたADR促進法では、「弁護士の支援態勢がある」など一定の条件を満たす機関を法相が認証。認証機関に調停などを依頼すれば、時効が中断するなど使いやすさも増す。認証基準には「不当な影響を排除するための措置」も挙げられ、「どちらかの味方と思われがち」(ADR機関幹部)な民間機関が中立性をアピールできる利点も大きい。・・機構長の道垣内正人・早大法科大学院教授は「認証で公平性が担保できれば、選手が泣き寝入りをせず、競技団体側もまずは話し合いの場につこうという風土が生まれるのでは」と話している。
法務省は認証機関用に「かいけつサポート」(愛称)のロゴマークを作り、認証機関の連絡先などを同省のホームページで公開する予定。初年度は100機関程度の認証を見込んでいる。
わたしも委員だった調停人養成教材の2006年度版が公開されました。
3年間続きましたが、夢のようなというか、奇跡のような委員会で、とても多くを学びました。関係各位には、感謝しきれません。
わたしがいうのもなんですが、まだまだ荒削りな教材だと思います。しかし、これをひとつのステップに、建設的な議論ができるようになるとよいなと思います。
二弁・仲裁センターが規則や名簿を公開している。・・いつの間に?
東京第二弁護士会・仲裁センター
先日ハワイでメディエーションのトレーニングを受けたりしているが、英語は得意・・ではない。
単に文献を読んだりするだけじゃなくて、きちんと能力を伸ばす努力もすべきだなぁと、いまさらながらおもう。
笹野洋子[2002]『 「読んで身につけた」40歳からの英語独学法』(講談社)
を読み返していたのだが、家族に勉強ぶりが、「すさまじいね」と言われたというくだりが出てくる。
この本のトーンとしては、音読など、淡々とした努力を繰り返すと英語力は伸びるというものなのだが、静かな迫力の背景には、「すさまじい」努力があったのだろうなとおもった。
アン・モロウ・リンドバーグ、 吉田健一(訳)[1963]『海からの贈物』(新潮文庫)
「いま」とか「ここ」とか「個人」が、未来とか、どこか他の場所とか、<多数>とかによって、分断され、ばらばらにされているという危険に立ち向かうにはどうしたらいいかを書いた1955年の作品。
この本の中に、サン=テグジュペリの「愛とは、互いに相手の顔を見つめあうことではなく、同じ方向を向くこと」という言葉が紹介されていた。
トレーニングや講義の方法の本も時々読む。
B.G. デイビス、R. ウイルソン、L. ウッド [2002] 『授業をどうする!―カリフォルニア大学バークレー校の授業改善のためのアイデア集』(東海大学出版会)
この本は薄くて、ネタが多い。
テストの方法として、1枚だけ自分で書いたメモというか、カンニングペーパーを持ち込んでよいというスタイルで行うやり方があるらしい。
参考書を持ち込み可にすると、既知の情報の確認に時間をとりすぎる傾向があるが、1枚こっきりだとそれがない。学生は、棒暗記のような勉強をする必要がなくなるし、そのメモの作成時に、講義全体をふりかえる機会を与えるという効果もあると書いてあった。
なるほど。
内閣府で行っている、日本法を英語に翻訳するプロジェクトについての話を聞いた。
民法をはじめとして、数十の法令がすでに翻訳されているが、それだけでなく、法令用語日英標準対訳辞書(Standard Bilingual Dictionary)がWebで公開されている。
気になって調べてみると、調停はconciliation、複数ある「あっせん」の訳のひとつとしてmediationが使われている。
法令上の調停は、民事調停法のように裁判所で行われるものを指すからconciliationでよいと思うが、mediationの訳が「あっせん」に固定されるとしたらちょっとミスリーディングになるように思える。
もっともこの辞書は、日本法を英語に訳す作業を円滑にするためのものであって、英語を日本語に訳す使い方は想定していないのかもしれないが。
また、ADR促進法も対訳作業が平成18年に終わっているはずのようである。(まだ公開されていないみたいだが)
*
上記リンクが古くなっているので、以下を参照。(2012/05/09)
日本法令外国語訳データベース
東大の教育学部でこの夏学期に講座が行われるので、他学部履修で出席してみた。
人数は30人程度でちょうど良い感じ。
講座のタイトルは「表現教育の現在」という名称で、隔週で行われる。
一回につき約3時間半で全8回。
1回目が終わったが、先生自作のワークショップアクティビティを数多く実際にやってみるというスタイルで進められた。講義も少しあり次回以降は講義も増えるらしい。
いいでしょ?
・・ミーハーですいません。(いい歳して・・)
昨日、平田オリザさんがおっしゃっていたことで、印象的だったこと。
心を通わせたり、心を豊かにすることに時間もお金も全く使おうとしないのに、ちょっと調子が悪くなると医者にかかれという風潮は、毎日ファーストフードのハンバーガーを食べ続けて、メタボリックになったら医者にかかれというのと同じで、異様である。
いや、まったく。
もとえ先生からの質問もあったので、確認してみたら、第一回目のクラスでやったことは、「演技と演出」の中の特に第一章で書いてある内容と重なっていました。
たとえば、1~50の数字カードを配って、大きい数字は「大きいものを作る会社」、小さい数字は「小さいものを作る会社」として自分で考えて、自己紹介をしあい、足して50になる組み合わせを目指してカップルになるというゲームなど。
自由民主党『多様で魅力ある、かいけつサポート(ADR)の早期実現に向けて』(2007年3月23日自由民主党政務調査会司法制度調査会同・ADR活性化戦略プロジェクトチーム
・弁護士関与のあり方を柔軟に(待機対応型、連絡対応型の活用)
・ADR人材の育成
・分野横断的ADRセンターの創設
・ADR機関の財政的基盤確保が残された課題
・かいけつサポート拡充協議会(仮称)の提案
ざっくりとした文章だが、重要な論点が入っているようにおもえる。
City of Davis offers free mediation service for residents - City News(英語)
学生のボランティアを使うようです。
*
追記。
別ニュース。
Beneficial program needs visibility (英語)
トランスパーソナル心理学の本を書いておられる諸富祥彦先生による、プロセス指向心理学の紹介等のワークショップに参加した。
本題の話はごく「さわり」だけだったが、カウンセリング経験などが豊富そうな話の仕方そのものが興味深かった。
心理学を学びたいという学生は多いのだが、仕事はないんだけどね・・というような、余談も興味深かった。
文芸誌を購読する数より、文芸誌の新人賞に応募する数のほうが多いという話と似ている。
Divorce possible without courts(英語)
Californiaでの、離婚に関する裁判外サービスの実態についてのレポート。
LDA(logical device address)というサービスが登場しているらしい。
離婚には、LDA、メディエーション、コラボレティブ・ロイヤーの3種類の選択がある・・と、元州最高裁の判事が書いているらしい。
(難解な)英語文献を皆で購読するのだが、発表者が、レジュメを<文章>で作る。
つまり、箇条書きは極力やめて、文として要約を作成し、発表する。
その要約をゼミの事前(1週間程度)前に、メールで送付し、皆が読み比べたうえで、その要約を叩く。
この方式の優れている点:
1.文としての要約なので、ごまかしがきかない。
2.文献についての、明確な理解が得られる。(発表者にとっても、その他の参加者にとっても)
3.全訳ほどは時間がかからない。
もっとも、この方式の困った点も、「文としての要約なので、ごまかしがきかない」なのだけれど・・
将来、自分が勉強会をするときに使えるやり方だなぁと思った。
(ただし、もっとやさしい文献で)
鈴木克明[2002]『教材設計マニュアル―独学を支援するために』(北大路書房)
よいと思ったのは、テストに対する考え方のところで、
・テストから逆に、教材開発を行うべし
・テストは、順位付けに用いるべからず
・テストは、入り口でトレーニングに入るかの選別と
(それも2種類ある)、出口での理解の確認に行う
・テストの出来が悪ければ、教え方を見直すべし
といった基準が出されている。
*
と、以前、mixiに書いたのを、ちょっといじって再掲。
サブタイトルは、「独学を支援するために」と書かれているが、独学でなくてももちろん役に立つ。
学習課題には、
・言語機能と知的技能
・運動技能
・態度
の3つがあって、それぞれ「テスト」の仕方が異なるという点も紹介されている。
態度ないし、心をどうやってテストするか・・が、問題だが、それについては、3つ(わかりやすく説明するにはなんでも3つがいいのだ・・)の手段として、
・論文を書かせる
・行動を観察する
・「あなただったらこんなときどうするか」を聞き、さらにその意図を聞く
というやり方が紹介されている。
心までテストされて、いやだなぁと思うか、それとも、こんなことでは心はわからないぜとおもうか。
1枚の紙からミニ地図帳を作るALPSLAB printを公開
おもしろー。
早速作ってみた。A7サイズのちまちました地図帳ができあがって、楽しい。
同じ場所について、3種類の違う縮尺の地図が得られる。
ふちなし印刷にしないとずれてしまうし、ふちなしのところがちょっとずれると、微妙にずれてしまう・・
A3みうら折り地図帳とか、他のバリエーションもあるといいのになぁと思う。
Mediation not litigation, advises new Which? guide(英語)
英国の「Which?」(消費者団体による、コンシューマー向け情報誌)
特に、離婚の場合について書いている。
ルート検索-生活地図サイト MapFan Web カーナビのように道順・距離を検索!
出発点、経由地までのルートを、「ラリーマップ」として印刷できる機能がある。めちゃ便利。
なんという交差点でどちら向きに曲がるか、その後、何キロメートル進めばよいかまで、きちんと書いてくれる。
うちのようにカーナビがない車に乗る人はとても重宝だろうとおもう。