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おじさん法学入門 アーカイブ

2006年10月06日

アメリカの有料法学データベース

Lexis使い方
Westlaw使い方

大学の法学部にいるとよかったなと思うのが、料金が高い法律データベースにアクセスできる点。
これだけとっても、もっと日本の企業は、大学の研究者と共同する(院生を送り込むとか)と、メリットがあるのにとおもう。
いまどきエンジニアでも規制を知るだけでなく、どのような制度が歴史的に成立し、どのような考え方がせめぎあっているかを理解することが大事だと思う。・・が、それを知るためには、コストがかかりすぎる。世界はまだWikipediaで覆われてはいないのだ。

2006年10月11日

それでもボクはやってない

Yahoo!ニュース - サンケイスポーツ - 周防監督11年ぶりとなる新作完成会見

痴漢冤罪の話らしいです。

2006年10月12日

東北大学のアメリカ法リンク集

東北大学のアメリカ法リンク集

.podcast.net [Crime&Law]
現在、法学関係のポッドキャストだけで111あるようです。

最高裁長官の退任会見

「司法改革順調で安堵」 町田最高裁長官が退任会見 [CHUNICHI WEB PRESS]

順調なんでしょうか?

2006年10月13日

民法のすすめ

星野英一[1998]『民法のすすめ』(岩波新書)を読んだ。

概説の入門書だが、ご専門の越境を厭わず、大事な話には踏み込んで書いている。
日本には責任をとりうる個人からなる<社会>は存在していなくて、顔見知りの人間関係に過ぎない<世間>しかないという見方を紹介していた。
日本に社会が存在していないと早くに指摘したのは、森有正らしい。

「民法出でて忠孝滅ぶ」という議論が、民法制定時にあったようだが、しがらみ社会は21世紀でもなかなか健在・・

2006年10月24日

勝てる!?離婚調停

尊敬する町村先生と、離婚カウンセラー(離婚メディエーター?)の池内ひろ美さんが書かれた本。
基本的には、離婚を考える夫か妻かが、厳重にブックカバーを掛けてこっそり読むような本なんだろうと思うが、離婚の家事調停というものを当事者の視点で書かれており、家事調停の制度を考える上でもとても重要な本だと思った。

調停委員のイメージのアンケートグラフ(上位から、「信頼できない」「自分の価値観の押し付け」「不公平」「決め付ける」と来て、次にやっと「親切」。P207)などは大変貴重なデータだとおもう。

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2006年11月07日

素人向けアメリカ法説明サイト

判例翻訳プロジェクト解説

翻訳者のためのサイトのようです。

2006年11月13日

裁判と社会

ダニエル・H. フット[2006]『裁判と社会―司法の「常識」再考』(NTT出版)

また、読書メモは書くかもしれないけれど、まずは感想。
わたしの指導をしてくださっている先生だからというのではないけれど、非常にショックを受けた。

一読して、この本は影響力を持つだろうなと思った。
すくなくとも法学者には読まれそうだが、官僚も読み出すんじゃないかと思う。
ビジネスマンは読むかどうか分からないが、ベストセラーになる可能性も充分備えているように感じた。

日本の司法システムに対して、アメリカなどに比較してこれが足りないと言い立てたり、逆に、アメリカの言いなりでこんなに振り回されているなどという話はよく聞くが、その種の話は得てして、その話し手の領域に読者を扇動して引き込むための戦術にすぎないことが多い。
この本で、基本的のとられているスタンスは、そういうものとは全く違う。
日本の司法システムを、ひとつの先進国の司法システムとして尊重しながら、その発展経緯を<動態>として捉えている、というふうにまとめられるかもしれない。

法体系を<静態>として、解釈的に陳述する説明が、日本ではあまりにも幅を利かせているので、この本が持っているような、達成されているものと達成されていないものを相対化できる視点を持てるような法学の本はほとんど見かけないが、これは稀有な例外だと思う。

日本では何かあると、すぐ「重大な改革の時期だ」などと騒ぎ立てるので、日本の改革騒ぎには眉につばをつけて見る癖がついているとしたうえで、それにも関わらず、現代の司法制度改革は本当の大きな改革をしようとしていると述べている。
わたしもそうだと思う。

2006年11月26日

ノートのとり方

ITmedia Biz.ID:講義ノートの取り方と復習のコツ

inokenblog(井上匡子先生)経由

なるほど。

勉強になる。
左側に頭だしできるような余白を作ること、ページの下に、要するに何かということを書き込める余白を作ることがポイントなのか・・
仕事メモを取る上でも参考になりそうだ。

2006年12月11日

検察批判

郷原信朗先生の話を聞いた。

元いた職場である検察を痛烈に批判をされていた。


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2007年01月27日

専門委員制度(2004年民事訴訟法改正)の解説

専門委員制度(2004年民事訴訟法改正)の解説

http://www.courts.go.jp/saiban/wadai/1607_1.html
やけに分かりやすい。

財産開示手続については、
http://www.courts.go.jp/saiban/wadai/1706_1.html

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