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検察批判

郷原信朗先生の話を聞いた。

元いた職場である検察を痛烈に批判をされていた。


検察が大鑑巨砲主義(大規模な体制を組んで政治家や、ホリエモンなど目立つ相手を相手にする)で劇場型の操作を行っているが、いけにえとしてささげることで無知な市民が喝采することはあっても、類似の構造的な不適切行動の集積(郷原先生はカビという比ゆをつかっておられた)を排除する動機付けにはならないと。

それは、全くその通りと共感した。

それから、批判するんだったら偉くなってからじゃないとだめなんだなとも思った。

興味深かったのは、検察の取調べの話だ。
完全に「割れる」というのは、自白し始める状態を言うのではなく、取調官の作文がいかようなものであれ、サインすることに同意する状態なのだと言う。
「割戻し」という言葉もあって、取調官が作った作文で矛盾する反対証拠の部分を、被疑者に修正させることを言うらしい。

供述調書が取調官の作文だという話はたまに聞くが、内部出身の人が堂々とおっしゃるのには驚いた。

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2006年12月11日 18:33に投稿されたエントリーのページです。

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