« 千葉司法書士会調停センター研修  | メイン | 宮本節子『ソーシャルワーカーという仕事』 »

癒やしとマチズモ

中野民夫(2014)『みんなの楽しい修行: より納得できる人生と社会のために』(春秋社)

私は、「意識高い系w」みたいな揶揄の仕方が嫌いで、実力が伴わない高い志を冷笑するみたいな風潮がどれだけ社会に害悪を与えているのだろうかという怒りに似た気持ちがある。

一方、そうは言っても、長期戦をたたかうには、それなりのやり方で力をつけていくしかないのも事実である。そうしないと、「正しい私を助けないあなたは間違っている」みたいな形で残念な状態になってしまう。

この本はそうならないように、「やりたいことをやって、人の役に立って、いまここを生きて、目の前のことをやりきれる人になろうとする」方法について、著者ならではの説得力ある形で述べられている。

ステージ高いなぁ、という読後感。

About

2015年01月14日 09:00に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「千葉司法書士会調停センター研修 」です。

次の投稿は「宮本節子『ソーシャルワーカーという仕事』」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type