労働審判手続方式を一般民事に
浅見宣義「労働審判方式を取り入れた民事紛争解決方式(L方式)について」判例時報2095号。
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浅見宣義「労働審判方式を取り入れた民事紛争解決方式(L方式)について」判例時報2095号。
去年の12月に萩原金美先生と食事をさせていただく機会があった。
萩原先生は、原後先生に誘われて二弁仲裁センターの設立に参加されている。川島武宜教授のことも直接面識があるそうで、いくつかエピソードも教えていただいた。原後先生は、川島先生の教え子のひとりだが、弁護士実務においてはアドバイザーだったそうだ。原後先生は、学者が知らない川島先生の面を知っているということを良くおっしゃっていたという。
あなたは、世界を広く見られる学者になって下さいと言って下さった。
糧にしたいと思っている。
学者には、書き過ぎも、書かな過ぎもいるとので・・という助言も、いただいた。
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ひまてらニュースの田岡直博さんが公設事務所長時代に書いた公設事務所についてのコラムで、萩原先生の先見性に言及がある。
また放置が続いてしまった。
もうじき再開します。
ソーシャルワークについて勉強したいなと思っている。
この本はすばらしかった。
滑稽な話だが、ある時、強制入院させる場面で、その精神に変調をきたした人が、説得する医師に同情と憐れみを込めて、最後に「協力しましょう」と呟いた。周りが組み立てたシナリオの主人公は、最後までその筋を知らないでいた。そしてあまりにもでき上がってしまっている筋書きに、あきれたように「協力しましょう」と言って保健所の職員や医師、看護婦の先頭に立ち、階段を下りて車に乗り込む彼を見たとき、私は笑いだしそうだった。笑っている私も、その喜劇の登場人物の一人だった。 P48 「「M」氏に関する報告書」pp.33-59. 須藤八千代(1995)『歩く日―私のフィールドノート』ゆみる出版
九州大学法学部の准教授になります。
伝統ある紛争学の震源地に行けるというのは、たいへん光栄なことだと考えています。
家族で福岡に引越します。
抱負としては、攻めの姿勢を持ちたいということかな。ただでさえ、忙しそうなポジションだけど。
『エキサイティング民事訴訟法』のあとがきに、井上治典先生が、信念と謙虚さのバランスと両立が大切とおっしゃっています。
風当たりが強くなるかもしれないけれど、そういうことを大切に、進んでいきたいなぁと。