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調停ロールプレイの質を保つ方法

ときどき、調停ロールプレイで、当事者役の「先輩」が調停人役の「後輩」に向かって、いまは・・と言うべきだなどと「指導」している場面が出くわすことがあるので、最近は、なるべくそういうことは避けて下さいと言うようにしている。
わたしは、こういう行動は、調停トレーニングの質を下げると考えている。
その「指導」の内容の正誤を問わずにだ。

それぞれが与えられている役割をしっかり演じきろうとうすることで見えてくるものが大切だと思う。

コメント (3)

トレーニングの場でさえ「個人主義」の無いADR、そこから自覚を促さざるを得ないのではないかと思いま。指摘すれば、意外と素直に受け入れるのでは思います。
私自身がその対象化も・・・・?

消費生活相談員:

 各自が役割を演じきった後の、振り返りの作業の中で、「あの時は・・と言うべきだと思った」、というように皆でシェアーしあうと認識しております。
 各自が自分の心の動きを感じ、言語化して、メンバーとシェアーしあうのがロールプレイだと理解しています。
そして、表情やしぐさまで見れていた部分があれば、それも
どんな心の動きがあったからなのかを、振り返るのですね。

ヱ:

O西さんがおっしゃるように、事後のふりかえり時に、「わたしは・・感じた」とおっしゃっていただけばよいのですが、それができないのは、その「先輩」のほうが十分に集中していないからではないかとおもいます。

ところで、わたしには、この文脈での「個人主義」という言葉がしっくりこないのです。その問題はまた考えてみたいと思っています。

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2009年10月23日 13:15に投稿されたエントリーのページです。

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