先日リンクだけ張っておいた弁護士マンガの「そこをなんとか」だが、おもしろい。
キャバクラでバイトしてロースクールの学費を工面して司法試験に受かった主人公のドタバタで進むストーリー。旧司法試験合格者の先輩にバカにされつつ話は進む。
一話完結で、きれいにまとめるが、作者が「見た目以上に手間がかかっている」というだけあって、丁寧に作られている。
取材もしているし、監修も入っている。
法律相談の場面で、相談者のおばちゃんが延々とよしなしごとを話しつづけたあげく、「息子を離婚させられませんか?」と質問するとか、きっと、経験者の話を盛り込んだに違いないという細かい描き込みが多い。
1巻が出た後、「本当の悪人が出てこない」という指摘を受けたという。(2巻に書いてあった作者のコメントに書いてあった。)
そのへんは、この作品の良さだと思うのだけれど、もの足りないと思う人もいるのかもしれない。
1巻には、離婚調停の話も出てくる。