各弁護士会の活動の紹介は興味深い話が多かった。
わたしが興味深く思ったのは、以下のあたり。
・大阪弁護士会の総合紛争解決センターの話が徐々に分かってきた。
利用者にとって、費用がかなり安い。
あっせん人3人体制で1人が弁護士という方式。このあたりが今後どう評価されるかがポイントになってきそう。
・岡山弁護士会の行政仲裁センターについて、なぜオンブズマンにしなかったのか、中立性の問題はどうなっているのか、などという質問あり。
・横浜弁護士会、京都弁護士会は、認証取得後件数増加中。
・愛知県弁護士会は、ADR調査室を発足。申立支援などを弁護士が行うが、その活動に手当が出されるようになった。
・東京の弁護士会医療ADRは利用され始めているが、病院との協力体制などが作れていない。
・東京弁護士会では、現在100件強だが、300件、500件にできないかと考えて、様々な取り組みを実施中。事例を匿名化した上で公表しやすくするための規則改正にも着手。
・仙台弁護士会が準備している今年の連絡協議会では、「2.5人称の視点」というキーワードで、弁護士あっせん人の役割を考える予定という。