この間の学会では、「ブログ見てますよ」と何人かの方から言われた。
ギョッとする。
しかも、微妙な言葉づかいをしているところを、正確に記憶されていたりすると、ますます。
そういうわけで、というわけでもないのですが、日本人の先生方の話については、今回は、やめておこうかなと思ったのだけれど、1点だけ書くとしよう。
山田文先生が、大正期以降を古典的な調停の時代、74年民調法改正以降を調停の法化の時代、90年代以降をカオスの時代と言っておられた。そして、ADR法制定・施行以降も、基本的にはカオスは続いているのではないかと。
カオスだから、わたしのような人間がいるのかなぁと、わが身を照らして考えていた。
Menkel-Meadowが、97年の論文で、「ADRのロマンチックな時代は終わった」と書いているのだが、日本のこのカオスな時代はロマンチックな時代と言えるのだろうか、とか。