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自分でしますの人

長崎で行政書士をされているよしよしえさんが、最近、行政書士に代行を頼まずに自分で申請しようとする人が増えていると書いておられた。これ

「自分でします」の人が増えているという背景には、長い歴史的なスパンで見たら、識字率を含めた教育水準の向上ということもあるのだろうが、役所の窓口も、素人にはそれなりに親切にしなければならないという意識の変化も(ないわけではないかもしれないかもしれないくらいの)あるのではないかと思う。

「自分でします」の人が増えると、単純な代行申請や代書の仕事は厳しくなるが、「自分でします」の人のためのガイドなど、少し違う種類の仕事が新たに出てくるかもしれない。

大きな目で見れば、プロが、詳しい知識を持ち、親切にわかりやすく知識を提供する競争に取り組むということは、世の中にとってはいいことだと思う。しかし、素人の領域とプロの領域の線引きが固まるまでの間は、摩擦や混乱はさけられないだろう。
もっとも、その混乱は、才覚のある人にとってはチャンスであるはずだが。

コメント (2)

よしよしえ:

うひゃ、こんなところで、ご紹介いただいてたなんて!!

光栄で恐縮で、お恥ずかしいやら、ありがたいやら、うれしいやら。
ありがとうございます。

>素人の領域とプロの領域の線引きが固まるまでの間は、摩擦や混乱はさけられないだろう。
もっとも、その混乱は、才覚のある人にとってはチャンスであるはずだが。


たしかにおっしゃるとおりで、素晴らしい示唆に富んだコメントにうなっております。


しかし、そもそも、最近プロと素人の差が私にはだんだんわからなくなりつつあり、そこが自分の頭の混乱の要因です。
手続きのプロ、法律のプロ、調停のプロ、トレーニングのプロ、介護のプロ、教育のプロ・・・

NPOやコミュニティビジネスという概念が私の混乱を招いたのではないかと、勝手に解釈し、イラついております^^;

ヱ:

コメントありがとうございました。
勝手に紹介してすいません。

わたしは、基本的に、メディエーションは、「自分でしますの人」に向く手続だと思っています。

でも、いざというときに「任せられる専門家」が必要な場面もありますからね。
例えば、麻酔してもらって手術を受けるときとか。

わたし自身も、利用者である場合にどこまで調べたらいいのかわからなくなることがあります。
以前、子どもの予防接種を受けさせるべきかどうか調べだしたらきりがなくなってわけがわからなくなったことがありました。

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2008年08月17日 08:47に投稿されたエントリーのページです。

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