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プロ講師本

安宅仁、石田一廣[2007]『プロ講師になる方法―講演は自分を活かす新しい舞台だ! リピートがどんどんくる成功ノウハウのすべて』(PHP研究所)

紹介するのが恥ずかしいタイトルの本ではあるが、何らかの講師の役割をする人にとっては、とても役に立つ内容だと思う。

参加型トレーニングというより、90分から二時間程度の講演が念頭にあるものだが、それで食べている人にはさすがにいろいろノウハウがあるものだと感心した。

例えば、使える仕込みネタとして、以下のようなものが説明されている。
・冒頭つかみネタ
・使用統計データ
・外見ワンポイント
・比喩・寓話
・とっておきの雑談
・参加型ゲーム・クイズ
・眠気覚ましアクション
・魅せるツール(なんらかの現物のこと)
・スポーツネタ
・歴史ネタ
・専門トリビア
・オリジナル法則
・オリジナルノウハウ名
・メッセージ格言

わたしが知っている上手な先生も、確かに紹介されているテクニックをいくつか使っていると思い当たる。

「シンクタンク系の講師って、数字ばかりでつまらないケースが多いのです。」(P167)

とあって、ギクっとする。

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2007年11月10日 17:36に投稿されたエントリーのページです。

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