正月の読書として、
山下英三郎 (2012) 『修復的アプローチとソーシャルワーク : 調和的な関係構築への手がかり』 明石書店.
を読んでいる。
山下英三郎教授は、スクールソーシャルワーカーとしての草分けの方らしい。
特に、いじめ問題への修復的アプローチの活用を唱えておられるが、とても共感できる。
具体的に言えば、日本では、被害者加害者調停について、被害者の手続参加の側面に注目されすぎ、殺人などの大きな被害が出た事件での適用に注目が集まりがちであることへの違和感であるとか、ファシリテーター(メディエーター)の能力やスタンスを重視する点であるとかの点に、共感した。
高校の演劇部の協力を得たビデオで、とても丁寧に作られている。