« 映画:さとにきたらええやん | メイン | 8月のことなど »

二弁夏季勉強会

あっせん人の倫理に関わる問題をテーマにした勉強会が行われた。

出井直樹先生が基調報告をされ、室谷和弘先生が、今回のために実施したアンケートの結果分析を報告された。

中村芳彦先生、上原裕之先生、山崎司平先生らも参加。

倫理上の問題を経験から集積、分析するアプローチは重要だと思う。
単純集計的な報告だったのだが、もう少し深めて研究したいテーマだと思った。

この勉強会が良いのは、弁護士会以外からの参加も認めているところ。

来年は合宿になる予定。

面白い議論としては、あっせん人が現地を見に行くことの妥当性についてであった。

現地調停を行うこと自身を考えていないという機関の発言もあったが、難しい話として、あっせん人がひとりで現地を見に行くことはいかがなものかという問題提起もあった。
たとえば、交通事故の事案で、交通量の問題や、死角の存在などで状況を把握したくなるという場合に、あっせん人が単独で現地を見てきました、みたいな話である。
そんなことなんでわざわざするのかという話だが、では、そうした行為が禁止の対象か、処罰に値するかといえば難しい。

おおかたはいつもの話だったかもしれないが、他にも、少し新しい話が出てきている。研究しなきゃとおもった。

About

2016年08月07日 09:00に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「映画:さとにきたらええやん」です。

次の投稿は「8月のことなど」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type