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2016年01月 アーカイブ

2016年01月16日

牧野伸顕『回顧録』

年末から正月にかけて、城山三郎の『少しだけ無理をして生きる』と、『落日燃ゆ』を読み、続いて牧野伸顕『回顧録(上)』「回顧録(下)』を読んだ。

福岡のことをもっと知りたいと思い、廣田弘毅の話を読み、もちろん興味深かったのだが、小説は小説なので。その点、『回顧録』はオーラルヒストリーそのもので、しかも聴き手は孫にあたる吉田健一。

『回顧録』は、あとがきで吉田健一がわざわざ歴史の概説を目的としたものではなく、牧野個人の体験や回想を記すためのものと断りが必要なほど、歴史の表舞台の大事な話が体験として語られる。

残念ながら、第一次大戦後のパリ講和条約を最後に終わってしまっているが、その後のこともぜひ読んでみたかった。幣原喜重郎と重光葵の回想録を読むべきかな。

2016年01月18日

はや1年

1年前に修士課程を修了した卒業生が顔を見せに来てくれ、もうひとりの卒業生も連絡をくれた。
ふたりとも元気に活躍しているようでなにより。

紛争管理論は、司法の分野ではニューカマーで、マージナルな扱いを受けることもあるが、司法以外の場所で考え方が普通に生かしやすい専門分野だろうと思っている。

だから活躍して欲しいと思う。
でも、活躍してないと顔を出しづらいと思われないようにしたい。
活躍してもしてなくても、顔を出してくれるとうれしい。

2016年01月21日

調停技法の勉強会

福岡でも勉強会を行います。

4月以降さらに忙しくなりそうなので、このタイミングで。

日時:2/13(土) 14:00-17:00

場所:九州大学箱崎キャンパス 法学部講義等棟207教室

詳しくは、↓で。

https://www.facebook.com/events/895863683868541/895863907201852/

2016年01月27日

年度の終わり

昨日、学部高年次の紛争管理論という講義が終わった。
90分を週に二コマ、半年間続くので終わりの方はだいぶ学生さんとの距離が近づけたと思っている。

最初にいなくなった人の他は、ほとんど皆最後まで熱心に参加してもらえた。

もちろん、すごく熱心とちょびっと熱心みたいな温度差は小さくなかったけれど。
そういう意味では、教員というのは、すべからく調停者なのだ、と思いついた。

他方、ゼミの運営にはより反省が多かった。
来年度の募集は始まっているのだが。

大学に閉じこもるつもりはないが、なんといっても本業は、一番大事なのだ。
自分を励まして、がんばっていこうとおもう。

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