最近読んでヒットだったのは、六車由美さんの介護民俗学の2冊だった。
六車 由実『驚きの介護民俗学』(医学書院・2012年)
六車 由実『介護民俗学へようこそ! : 「すまいるほーむ」の物語』(新潮社・2015年)
介護ケアの専門家となった著者が、民俗学の聞き書きという手法で、要介護者であるお年寄りのお話を聞く。活動の実践の記録である。
聞き書きで、ケアをする者・受ける者という固定的な関係を壊して、新たな関係を作る可能性が拓かれる-ということである。
著者は、1970年生まれで私とほぼ同世代。