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児童福祉施設をめぐって

児童福祉施設を対象にしたドキュメンタリー映画。

隣る人

児童福祉施設としては、良い意味で例外的な存在を対象にしたものらしい。
見たい・・

法律家が書いた児童福祉施設における暴力として、竜嵜先生の著書に例がある。一つの刑事事件を起こした少年の背景事情として描かれている。これが相当に激しい。

竜嵜喜助(1998)『生の法律学』尚学社

田嶌誠一先生の大書も少しずつ読んでいる。

田嶌誠一(2011)『児童福祉施設における暴力問題の理解と対応―続・現実に介入しつつ心に関わる』金剛出版

田嶌先生が児童福祉分野の専門家から攻撃や中傷を受けながら実績を重ねた記録が詳細に書かれている。
自分が尊敬している人からも攻撃されてこたえたとおっしゃっているが、見ないことにしているものを見せた-パラダイムに抵触した-ところに、これだけの抵抗を受けた背景があったのではないかと分析しておられる。

田嶌先生が安全委員会を児童福祉施設の中に立ち上げたとき、かつて暴力の対象とされていた少年が、なぜ自分のときには助けてくれなかったのだ、と、言ったという。

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2012年04月27日 06:24に投稿されたエントリーのページです。

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