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中京大学シンポで感じたこと

乱世の英雄タイプの人が活躍するなぁと。

神戸大学の金子由芳先生が、おっしゃっていたのが印象的だった。
現地に入っていろいろ聞いていたが、「教授でござい」という形だとなかなかうまくアプローチできないが、まずボランティアとしてどぶさらいみたいなことをやった結果、いろいろな知り合いができて自分の研究にも協力してもらえる関係性ができたとおっしゃっていた。
フィードワーカーの見本のような活動だとおもう。芝さんともタイプが似ている。

どういう結果につながるかわからないときにとりあえず動けるかというのが第一の関門だということには、多くの人が気づいているとおもう。
理屈をこねて動かない“残念”な人も依然として、至るところにいるけれど。

しかし、わたしは第一の関門よりも、第二の関門が重要だという気がしてきた。
思うような結果が得られなかったとき・・つまり空振りしたときに、他人の責任にして行動をやめてしまったり、あるいは自分にダメだしして行動をやめたり、あるいは同じ行動に固執し続けるということでなく、別の行動を選んで再チャレンジできるかどうかが肝なのかもしれない・・と。
その別の行動の選択も、自分のメンツを守るとか惰性というより、必要とされていることへの感受性をもとになされる。
第一の関門を突破した“残念”な人が、最も声高になるのもこの局面かもしれないが、そこを通過できれば、本当にやるべきことが見えてくるかもしれない。

偉い人には、脇が甘いところがあるのはなぜだろう、というのが、前からの疑問だったのだが、上記の意味での寛容性の問題かもしれないなと。

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2012年03月06日 09:36に投稿されたエントリーのページです。

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