公益弁護士論 連載終了
楽しみにしていた法学セミナーに掲載されていた谷口太規氏の「公益弁護士論」の連載が2月号で終わった。
「第8回生きた制度を作る」(2011年6月号)の中で、法テラスのスタッフ弁護士が、地元弁護士会から疎外されることがある、心ない言葉を投げられるといった話も紹介していた。
プロフェッションとしての弁護士のあり方を考えさせられる。
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楽しみにしていた法学セミナーに掲載されていた谷口太規氏の「公益弁護士論」の連載が2月号で終わった。
「第8回生きた制度を作る」(2011年6月号)の中で、法テラスのスタッフ弁護士が、地元弁護士会から疎外されることがある、心ない言葉を投げられるといった話も紹介していた。
プロフェッションとしての弁護士のあり方を考えさせられる。
当事者ご本人のサイト:
オリンパス現役社員のブログ 「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」
会社側の弁護は、あの森・濱田松本法律事務所が担当されているのだなぁ、と。
よく考えている20代、それに対して・・
「私が最も驚いたのは、四十代の人たちの意識です。この世代というのは働き盛りであるにもかかわらず、自分が何のために働いているのかということをきちんと考えている人の割合が、他の世代に比べ明らかに低い。」
2/19、長崎県・諫早で紛争管理研究会に参加してきた。
レビン小林先生の前座を務め、主として裁判所の調停委員などの実務家を相手に話をしてきた。
午前中は、ゼミ生の研究発表。何度も何度もリハーサルと準備をしてきたという態度は聴衆に伝わるもので、内容は高度なトピックだったが、みな真剣に聴いておられた。
その後に学生とは違う話をしなければならず、これはこれでプレッシャーだったのだが、まずまず楽しんでいただけたように思う。
20日はインタビュー調査をするため広島へ。
斉藤睦男「「震災ADR」に学ぶ」法学セミナー686巻(2012年)2-14頁
を読む。仙台弁護士会の震災ADRは、2011年4月から12月まで348件の申立。
扱った具体例も紹介されており、大変参考になる。
*
震災復興関連では、一弁の情報が充実しているようだ。
第一東京弁護士会・震災復興
復興のための「暮らしの手引き」~ここから/KOKO-KARA~[平成23年冬版](PDF)"
震災法律相談Q&A(PDF)
復興のための「暮らしの手引き」~ここから/KOKO-KARA~[平成23年夏版]
ブリントン(玄田 有史=池村 千秋訳)『失われた場を探して: ロストジェネレーションの社会学』(NTT 出版・2008年)
ハーバード大学社会学部で日本社会を研究しているメアリー・ブリントンの著作。
原著タイトルは、「ロスト・イン・トランジション」。“はしごをはずされた若者たち”というタイトルにしたほうが、より直接的だったのではないだろうかという気がする。
高卒就職過程が近年大きく変容し痛んでいるという状況についての分析を行っている。親世代はその状況を的確に理解していない。
端的に言えば、非エリートのキャリアパスの痛みの分析である。
エリートのキャリアパスだって相当はしごはずしは進んでいるように思えるが、そちらの分析はされていない。
書評:
堀 有喜衣「書評 メアリー・C・ブリントン著 玄田有史解説・池村千秋訳『失われた場を探して--ロストジェネレーションの社会学』」日本労働研究雑誌51巻6号(2009年)90-92頁 (PDF)
山岸俊男教授との対談:
山岸 俊男=Brinton Mary C.『リスクに背を向ける日本人』(講談社・2010年)
当日、同じ名古屋で、第1回 中部エネルギー市民会議というイベントがあるようだ。PI-Forumでごいっしょした水谷香織さんが関わっておられる。
穂積重遠著 大村敦志解説(2011)『われらの法 第1集 法学 (穂積重遠法教育著作集)』信山社
第2集 民法
第3集 有閑法学
こんなシリーズが刊行されるとは・・
高いが、早々に絶版になりそうだから、入手したいなぁ・・