バーニングマンというイベント会場で、30分間の調停を行っている活動へのインタビュー。
Timothy HedeenがRon Kellyにインタビューしたもの。
<最初の10分>
キッチンタイマーを使って5分ずつ話す。(顕在化させる段階)
・調停者は言葉をはさまない。(しかし、一生懸命聴く)
・できるだけ心を開いて話して欲しいという。
・後から話す方には、先に話した人が言っている事に答える必要はなく、自分の見方をできるだけ心を開いて話すように言う。
<次の10分>
それぞれ5分ずつ使って、決まった質問に答えてもらう段階。
1.その問題を解決したいですか?
2.一文(ワンセンテンス)で言うなら、解決したい問題は何ですか?
3.問題解決にはいろいろなやり方があります。そのやり方も善し悪しがあります。やりたくないやり方もあるでしょう。この問題を解決するためのやり方をリストに書き出して下さい。(ゲームショーで、1千万円もらえるとおもってやって下さい、という場合もあります)
4.最後に聴くのは、「もし今まで選んできたものがあるとしたら、この五分で別のもので一番良さそうなものを選んで下さい」。
<最後の10分>
・紛争の脱個人化する質問を使う
・会話をロールプレイする場合もある
<事例>
もうすぐ結婚を予定するカップル。女性側の言い分は、相手が批判ばかりする。男性側の言い分は、食事中にいなくなって料理が冷えてしまったり、キャンプ場の危険な中に準備なしに歩いていったり、子どもじみた行動をする。話していくうちに、女性側が、親からバカにされていたことが、フィアンセの行動でよみがえり、それが恥ずかしさや怒りになる・・フィアンセが原因を作った(cause)というより、感情を呼ぶきっかけを与えた(trigger)のだということを突然理解し、解決にむすびついた。
この、バーニングマンというイベントの解説を行っている日本語のサイトがある。
バーニングマン - マガリスギ.net
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追記