弁護士会の「自由と正義」の6月号は、各会が年度総括を1頁ずつ書いている。
その中で見つけた記事。
当会(※第二東京弁護士会)の1999年の苦情件数はわずか82件に過ぎなかった。それが2009年には1062件に達している。この増加は、弁護士の質の低下と見るよりも依頼者層の意識の変化ととらえるべきである。「先生にお願い」する依頼者から「良質なサービスを買う」顧客への変化とでも言うべきだろうか。櫻井, 光政 (2010) "回顧と展望 弁護士会・弁護士会連合会2009年度 第二東京弁護士会 会員サービスと弁護士会", 自由と正義, 61(6), 65.
顧客側が変化しているのに、サービス提供者側が変化できているのかという課題がある。