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ハーバードの講義でのティーチングフェローの役割

2010-07-25 - Cerebral secreta: 某科学史家の冒言録:『ハーバード白熱教室』の裏側:ハーバードの一般教養の授業をサンデルの講義を例にして説明してみる


結論:著名教授の大人数講義と若手による少人数の討論の組み合わせがハーバードの一般教養教育

つまり、サンデルの授業というのは、あの講義だけではなく、大学院生を中心とした若手を多数動員した少人数のきめ細かい指導を並行して行っているのである。それによって、授業をうける学部生にとっても、授業料に見合った高い水準で、効果的な教育可能にし、同時に、若手に教育経験をつませ、さらに生活支援を実現しているわけだ。

そしてそのような授業を、一般教養科目としてすべての分野の学生がなんらかの形で幅広く履修しなければならない。それを通して、学生はたとえば、サンデルの授業で扱っているような倫理的推論を、単なる講義上の知識としてだけではなく、それについて読み、考え、討論し、文章にすることを通して、自分の教養の一部として行くのである。その過程で、読むこと、考えること、討論すること、文章を書くこと、などの基本的な学問的、あるいは学問以外でも重要な技能を磨いていくわけである。


コメント (3)

A:

う~ん・・・ハーバードといえば稲葉さんに奨められたGETTINNG TO YESとBeond Reasonが本棚にあるというくらいしか・・・

 こんなに低レベルなので講座でも弁護士さんのオーラに怯えてしまうのかも・・・
 気を取り直して、『仲裁とADR』と『日本行政』を読みます。

ヱ:

>弁護士さんのオーラに怯えてしまうのかも・・・

Aさんの発言としては意外でした。
東京の弁護士と地方の弁護士でも違いがあるとは思いますが・・

A:

傾聴スキルでは、意外?・・・と聞き返していくポイントですね(笑)
確かに「地方性」もありかも。

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2010年07月27日 06:44に投稿されたエントリーのページです。

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