広島の鞆での橋建設をめぐるメディエーション。
大澤恒夫弁護士・教授(横浜桐蔭)、桑子敏雄教授(東工大)の参加が注目される。
読売新聞:鞆事業 住民協議 結論 知事どう導く
広島県知事記者会見平成22年4月28日(水)
日刊 鞆の浦新聞:5月 15日、鞆架橋メディエーション会議 5月 15日
*
広島県・湯崎英彦知事の発言。
進め方のイメージですけれども,これも繰り返しになりますけど,仲介者の方々に基本的にはお任せをするんですけれども,メディエーションのプロセスですから,一般的に言うとですね,橋を架ける,架けないというところで確かに対立しているんですが,今回の名前でもご理解いただけるとおり,架橋協議会ではないんですよね。
もともと鞆における課題というのは,共有されている部分というのはたくさんあるわけですから,課題が何かというところからもう一度掘り起こしてですね,そこからだんだんと積み上げていくと。例えば下水道はどうなのかとか,あるいは渋滞の問題はどうなのかとか,あるいは歩行者と自動車の分離の問題はどうなのかとかですね,そういういろんなことがあるわけですね。
それに対して,どう交通規制をかけることができるのかできないのかですね,どういう効果があるのかとか,そういった個別具体的な課題だとか,それに対する対応方法っていうのがあるわけですから,そういったことについて共有できる部分を積み上げていって,最終的には,道路が全くないというわけにはいかないでしょうから,これらの課題を全部クリアしていく上でですね,これについてどういう方法があるのかということを,最終的には結論を得たいというふうには思っております。