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サイエンティスト・プラクティショナー

裁判所 | 明日の裁判所を考える懇談会(第4回)協議内容


(平木委員)
一般の人に入ってもらうことによる情報公開というのは,どこか人騙しみたいなところがある。カウンセラーとか臨床家は,サイエンティスト・プラクティショナーでなければならないという大きな目標があり,考え方が重視されている。これまでは,何もかも1人の人間ではできないということで,リサーチを分担してくれる人が他にいて,実践家は実践さえやっていればよいという考え方であった。しかし,今は,サイエンティストであると同時にプラクティショナーであるということを目指すべきではないかという,そんな考え方が生まれてきている。プラクティショナーがきちんとリサーチをやる必要がある内容のものもある。実践家の中で,もう少し研究とか,自分たちが判断できる材料や方法といったものを作ってもらいたい。現場を知っているからこそ,ケースにもとづいたリサーチができる。そういう意味で,外から人を入れればよいということだけではなく,専門家の専門性の拡大も必要だろう。

中野良顯「応用行動分析とサイエンティスト・プラクティショナー・モデル」CiNii

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2009年11月11日 11:51に投稿されたエントリーのページです。

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