竹内敏晴氏が亡くなった。
わたしは、今年の2月に2日間の竹内レッスンを受けたのだが、そのときは、とてもお元気だった。
80歳を超えているとは思えない柔軟なからだで驚いた。
野口体操由来の「ゆらし」とか「ぶらさげ」というやり方を教えていただいたのだが、前屈をしても体が良く曲がる。
竹内レッスンの印象はとても強かったのだが、うまく言葉にできなかったので、ブログには書いていなかった。
もともと耳が聞こえなかったという障害者当事者という位置を基軸として、話をするとか、気持ちが伝わるとかいったことを根源的に考え続けた、偉大な方だと思う。
レッスンの中では、自分は、考えていることをレッスンという場で問うて、その後にその記録として本を作っている。レッスンが主で、本は従だといったことをおっしゃっていた。
合掌。
以前のエントリー:竹内敏晴『からだ・演劇・教育』