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家裁調停の黄昏

坂元和夫(2007)「家事調停の黄昏」(鴨川法律事務所事務所便りかもがわ)Vol.41、2007.8.1、3-4頁。 (PDF)
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調停委員が情報独占し、情報を小出しにすることで調停委員への依存を高めることで合意を調達する手法では、真の合意が実現できず、調停制度への不信を招くと批判している。

坂元弁護士は、元日弁連副会長。

Vol.42で同じ事務所のひょろり君(山崎浩一弁護士)が、夫婦を和解させている話もとてもおもしろい。

山崎浩一(2007)『頑張れ!ひょろり君―熱血弁護士奮闘中』現代人文社

コメント (2)

市ヶ尾小町:

京都の弁護士事務所で出している事務所便りまで目を通される入江さんの感度のよさに驚きです。

私も当時、坂元弁護士のお説に強く共感して、知り合いに「家庭裁判所の黄昏」をお知らせしたことを思い出しました。

坂元弁護士のご主張の正当性を今、まさに実感しています。

同じ号に、今をときめく(?)湯浅誠さんの著書を尾藤弁護士が紹介されていたのも興味深いです。

鴨川法律事務所の年2回のお便りはとても中身が濃いなあ、といつも有り難く拝読しています。

ヱ:

>鴨川法律事務所の年2回のお便りはとても中身が濃いなあ、といつも有り難く拝読しています。

御意。

萩原金美先生の論文(「ADR・調停に関するやや反時代的な一考察」)で、坂元弁護士の論考を引用していました。

「家事調停の黄昏」のエッセイは、実務家ならではの説得力があります。学者が同じことを言ってもとおもいますね。

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2009年07月04日 10:16に投稿されたエントリーのページです。

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