Cambridge(MA) Women's Commision
井上匡子先生の論文で紹介されていた、ケンブリッジ市の女性委員会。
被害者への司法へのアクセスを保証すると共に、法曹内でのDV理解浸透を目指している。民間NPOは、被害者支援はもちろん、加害者回復プログラム、警察や病院への教育プログラムを提供するグループ、裁判所で託児をするグループなど、数多く集まっているという。
井上匡子「ADRの現代的意義と市民社会-社会構想の必要性」名和田是彦編著『法政大学現代法研究叢書 28 社会国家・中間団体・市民権』2007,pp.39-65
紛争解決を狭く捉えるというより、社会的事象を総合的に解決するためのネットワークハブとしてADRが機能している例ということのようだ。