以前、米国で調停に長らく関わっておられる方と、日本でどうやって新しいスタイルの調停を広めることができるだろうかと話をしていたときに、「ライオンズクラブやロータリーズクラブに話を持っていったら」と助言されたことがある。
それを聞いたときには、日本では誰もそんなことは考えたことがないかもしれないと思った。
確かに地域に根ざした活動をしている団体だし、目先の利益を目指さず、公益的な活動をしている。
正義へのアクセスを増やそうという話と、司法を効率化するためにADRを使おうという話では、ADRについての動機づけが異なってくるが、前者の位置に立った政策としては、まだまだ検討されていない選択肢があるのかもしれない。
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この本↓おもしろそうだ。