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利谷信義先生の講演

今日から法社会学会大会@明治大学

先だって、昨日は、利谷信義先生による初期の法社会学に関しての講演があった。
利谷信義先生ははじめてお目にかかった。
77歳ということだが。

穂積重遠先生の弟子であった来栖三郎先生の民法の講義のなかで、自分にとっての法社会学の出会いがあったという話、東大セツルメント(亀有)での活動の話もされていた。

来栖先生の講義のおかげで、最初から、穂積、末弘、戒能、川島といった人を非常に近しく感じていたそうだ。

亀有のセツルメントのなかでは、夫が家出したあとの奥さんから相談されて、離婚を手伝うといったこともしたそうだ。裁判所の調停の前段階の援助を行うという意識があったという話もしていただいた。

セツルメントで活動すると出世できないよと先輩から言われていたということだが、実際には出世した人がとても多かったんじゃないだろうか。

利谷先生ご自身の人柄がとても魅力的で、感じるところも多かった企画だった。

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2009年05月09日 05:22に投稿されたエントリーのページです。

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