« 愛知県青年司法書士協議会(昭和会)・応用編 | メイン | 家事調停における同席調停を評価 »

東京地裁委員会が利用者アンケート

東京新聞:裁判所を“採点”して 東京地裁委 利用者アンケートへ:社会(TOKYO Web)

「回答数が三百に達した時点で終了」などと言わずに、恒常的なアンケートを実施してほしいなぁとおもいます。

“生のご意見”うかがいます-。学識経験者や法曹、マスコミ関係者らでつくる「東京地方裁判所委員会」は、裁判所の利用者を対象にしたアンケートを月内にも実施する。民事事件の関係者が対象。裁判員制度の実施を控え、とかく堅苦しいイメージの裁判所が積極的に市民に働き掛けるのは異例だ。 (佐藤直子)

 アンケートは民事事件の手続きや申し立てのために相談窓口などに訪れた人、係属中の事件に関連して出頭した人らに記入を依頼する。法律家や刑事事件の関係者は除く。

 質問の項目は(1)申し立てのために訪れた相談窓口の対応はどうだったか(2)庁舎の案内サービスはよかったか-など。

 アンケート用紙は地・簡裁民事訟廷事件係や、簡裁受付相談センター、地裁民事公衆待合室などに置いて記入してもらい、回収箱で集める。実施期間は約一カ月を予定しているが、回答数が三百に達した時点で終了する。

 地方裁判所委員会は司法改革の柱の一つとして、できた。しかし、「裁判所運営への国民参加」を理念にしながら、委員会は一般にほとんど知られておらず、形骸化(けいがいか)も指摘されてきた。それだけに、今回の取り組みは委員会の存在をアピールする好機。全国の地方裁判所委員会に同じ動きが広がる可能性もある。

 委員会は、アンケート結果から利用者の要望や裁判所運営の問題を整理し、裁判所に改善の提言をする計画だ。メンバーは「裁判所が市民にとって身近な機関になるよう、積極的に市民の意見を吸い上げたい。裁判員制度に市民が関心を向ける動機づけにもなる」と話している。

About

2009年01月12日 09:16に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「愛知県青年司法書士協議会(昭和会)・応用編 」です。

次の投稿は「家事調停における同席調停を評価 」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type