コロラド在住の加藤大典さんに共同講師として実施していただいた。
Jennyと考え方が違うところがあるが、あえて統合せずに、違いが見えるようにして話をしていただいた。
準備段階では、どうやって話を組み合わせるかがなかなか見えなかったが、最終的には十分に伝わったのではないかと思う。
加藤さんは、調停者自身が自身の内面を扱う方法を知る努力をするのが大切で、そこからスタートすべきだと思っている。
わたしは、その努力は大切だと思うが、参加者にその準備ができていないときにそれを持ち出すのは乱暴なのでやりたくないと思っている。それから、その扱い方の範囲設定も難しいと思っている。
交渉を支える見方であれ、成長の機会としてのコミュニケーションの実験室としての見方であれ、調停の本質は当事者の内的な統合を支えようとする活動である。
そうであるなら、調停人自身が軸を持っているということが大切なのは確かだ。
ただ、へんちくりんな心理化やカルト化にならないようにすることには、細心の注意や節度が必要ではないかと思う。