<「ユースアドバイザーの研修・養成プログラムの開発」に係る検討会>
(職名は平成20年3月1日時点,委員は五十音順)
座長:宮本みち子 放送大学教養学部教授
委員:
工藤 啓 特定非営利活動法人「育て上げ」ネット理事長
小杉 礼子 独立行政法人労働政策研究・研修機構人材育成部門統括研究員
齊藤万比古 国立精神・神経センター国府台病院リハビリテーション部長
津富 宏 静岡県立大学国際関係学部准教授
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ユースアドバイザーとは、ニートやひきこもりなどの若者を支援する活動を行う人のことらしい。
それにしてもかなり充実した資料になっている。
たとえば、インテーク方法や動機付け面接などのように、具体的な場面での手順が紹介されている。
面接者は自己の役割に謙虚でなければならない
面接者が偏見にとらわれるのと同じくらい問題となるのは,クライアントに対して過度に同情的で,あたかも万能的な救済者であるかのようにふるまう自己愛的な姿勢である。そのような「熱血」は面接者自身の自己満足であり,クライアントにとって真に役立つものでないということが,早晩,クライアントの知るところとなって,期待の分だけ大きな失望と不信感を与えて傷つけることを面接者は肝に銘じておかねばならない。救済者幻想なき情熱こそユースアドバイザーの必要条件である。
第2部|第4章|第2節 インテークと状況把握