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調停嫌いの弁護士のブログ

弁護士中隆志の法律漫遊記: 調停と訴訟

基本的に、私は調停は嫌いである。調停は話し合いの手続なのでお互いの意見を交互に聞いて、「相手はこう言っているがどうですか」と調停委員から言われ、場合によれば調停委員から相互の意見を聞いた上で一定の方向性の呈示がされるという手続であるが、出頭しなくとも罰則はないし、話し合いであるから強制力もない。そのため、調停を何回かやったが、結局時間の無駄であったということの方が経験上多いからである。

 待ち時間が時間の無駄でもある。いつ呼ばれるか分からないので待合室にはいなければならない(トイレくらいにはいける)。1人だと本を読んだり、座りながら仮眠を取ることも出来るが、依頼者がいるとそういう訳にもいかない。このスピードが速い時代になんとも悠長な手続ではある。

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2008年07月06日 07:25に投稿されたエントリーのページです。

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