河合 太介 (著), 高橋 克徳 (著), 永田 稔 (著) [2008]『不機嫌な職場~なぜ社員同士で協力できないのか 』(講談社現代新書 1926) (新書)
いかにも今どきの新書という感じの本だが、職場の問題をタイムリーにコンパクトに報告している。
かなり売れているようだ。
アマゾンの書評を見ていると、「思い当たる節がある」「わかりやすく不機嫌な職場になる仕組みを説明している」という肯定的評価と、「事例に納得感がない」「深い分析がない」「紹介されている職場の例が気持ち悪い」という否定的評価に分かれているようだ。
個人的には、産業カウンセラーが、脱落した社員を、対処療法的に扱うだけで、環境改善につながっていない場合が多いという記述(P47)が興味深かった。
もうひとつ目にとまったのは、Googleの採用方針として、協調して仕事をできるということと、セルフスターター(自分で始められること)を重視しているという話。
コメント (2)
読みました。
「不機嫌な職場」の分析は、身につまされました。
大方の評価と同じく、事例の分析と解決策の提案の部分が力不足に感じました。
投稿者: yagian | 2008年03月28日 07:13
日時: 2008年03月28日 07:13
コメントありがとうございます。
桜が咲き始めましたね。
いまの研究(メディエーション)をしていると、職場の問題を含めて、このいろいろな問題が、メディエーションなら解決できるのになぁと思ってしまいます。
投稿者: ヱ | 2008年03月28日 13:54
日時: 2008年03月28日 13:54