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少額訴訟の実態研究

草地未紀[2001]「少額訴訟手続における和解の意義とその問題点 : ある簡易裁判所における傍聴観察データを基に」(岡山大学大学院文化科学研究科紀要第12号、pp.151-170、2001年11月)

岡山大学の紀要。全文がPDFで公開されている。
ケーススタディがきちんとされていて、実態と課題がよく分かる。
1時間で決着をつけなければいけないということで、話し合いが盛り上がってきたら、強引に和解を迫られたり、唐突に判決が行われたり、あるいは打ち切られたりという結果につながりやすいということを紹介している。

米国同様に、少額訴訟にも、メディエーション(調停)の付設が望まれていると思うのだが。

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2007年10月29日 13:30に投稿されたエントリーのページです。

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