増川ねてる & 藤田茂治 (2016) 『WRAPを始める! : 精神科看護師とのWRAP入門 : リカバリーストーリーとダイアログ』 精神看護出版.
WRAPについては、岡山・津山の高木成和弁護士に教えて頂いた。
この本は、精神障害当事者が、「自分取扱説明書」を作ってリカバリーを果たすという方法論が紹介されている。
べてるの活動、特に当事者研究、SSTにも似ているが、WRAPはもう少し理念からスタートする個人主義的な感じがした。私もまず自分でもやってみようと思っている。
この本では、コモンくんと呼ばれる看護師の藤田茂治さんが裏方を務めて、精神障害当事者だった増川ねてるさんが表に出て作られている。ゲストを招いての対談コーナーや、別の執筆者による寄稿コラムのコーナーもあり、盛りだくさんな内容。
特に、支援者自身が自らの当事者性に向き合わないとこのWRAPを行ったり伝えたりすることができないという問題が、繰り返し扱われていて、とても興味深かった。
MEDプレゼン2014 増川ねてる WRAPファシリテーター(アドバンスレベル)/地域活動支援センターはるえ野センター長 - YouTube