遠藤, 賢治. (2016). 本人訴訟における審理手続と本人への支援のあり方. 判例時報(2287), 3-13.
静岡の司法書士の小澤吉徳さん経由で知った。
この論考は重要だと思う。本人訴訟を理論的、現実的に考察し、その上で、本人訴訟支援センターを立ち上げる必要性について書いておられる。
弁護士がこれだけ増えたのに本人訴訟の割合が減らないのはなぜかという疑問を出発点に、本人訴訟を単に敵視したりバカにしたりせずに、適切な支援を後方から行う社会的な機能の必要性について検討し、具体的なセンター構想が提唱される。いわば、マニフェストである。