家裁調査官・飯田邦男先生の家事調停論の特集。
講演録なので非常に読みやすい。
最初の本で書かれておられた調停観から変化されておられるようにも感じたが、そのあたりはどうだろう?
裁定した結果について合意を取り付けるなら高野耕一判事と同じなのではないかと、上原先生がつっこんでおられたが。
ともあれ、家裁の調停の実務の改善に正面から取り組もうという声として、画期的なものだとおもう。
どこかの家裁で、所長以下裁判官と調査官と調停委員で、実験的に新しい取り組みをしてみれば、成功しそうな気もする。甘すぎる考えだろうか。