とーちゃん、テレビ勉強やな、と、11歳になった長男に言われながら第2回も見た。
いよいよ福島の原発の話題が取り上げられる。
第2回の話で印象的だったのは、小林教授が高校の理科の教科書に書いた文章を検定官に修正させられた下りだった。
科学には決められないこともあるという考えは受け入れられず、(たとえ、現時点で不確定なことがあるとしても)最後は科学は勝つ、と言い切らなければならないという、理科の教科書を作る上での前提があるという話だった。
八木さんの発言場面はまたもや一回だけだったが、しかし、「これは」という問いかけだった。
ファシリテーターの仕事は、表面的な技術だけでなく、どこに位置取りをしていてどこから発言しているかが勝負だとおもうが、その意味ですばらしかった。
八木さんに問われて話し出した、南相馬出身の方は、それまで展開されていた議論への違和感を語っていたが、その語り口の中に、ご自身が被災地を代表して話すことへの違和感も混じっていたように、わたしには感じられた。誠実な方だなと。
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≪白熱教室JPN≫社会と科学技術の関係を考える。第一回「英国BSE事件が問いかけるもの」。実況ツイート13 by kei_sadalsuud さん - Togetter