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静岡県司法書士会・基礎編/フォロワーシップについて

3/26-27の二日間、調停トレーニング基礎編を行ってきた。
新人と一般会員の合同研修だったが、ほとんどが新人さん。

数日後の引越を控え、わたしにとっても特別だったが、震災復興のために静岡からは、調停センターの中心人物数名が有志として寝袋を持って乗り込んでいったという時期だったという意味でも特別だった。
持ち場を果たすことで、ささやかながら、動ける人が動きやすくなる支援になるといいなと願っていた。

人というのは、バランスを崩しては、バランスを回復しようとして、生きているのだなぁとおもう。
野口三千三の身体観では、人が動くというのは、そういうことだと位置づけられている。

テレビを見たりネットの情報に接してショックを受けて、自分にできることはまずは節電だと考えることも、バランス回復を目指した、(利己的)行動であるようにおもう。

危機に際して、パッと動けてパッと役に立てている人を見ると、あぁすばらしいとおもうとともに、そう動けない自分の“鍛えられていなさ”に傷つくこともある。

そうしたときに、そのすばらしい行動に難癖をつけてバランスを回復しようとする卑しさを排除するには、バランスが崩れている自分を自覚することと、“鍛えられておらず役に立たない自分”を許す寛容性を持てるかどうかにかかっている。

そこが乗り越えられたら、“既に役に立っている自分”に気づくかもしれない。そうすれば、遅ればせながらでも動き出せる。フォロワーシップとは、そういうものだとおもう。

コメント (2)

そうですね。

私の場合、地震の後、義憤と無力感の間を激しく往復していました。

今は、自分に"I will just do what I can do."と言い聞かせています。

ヱ:

ある心理カウンセラーのかたによると、被災者の心理の動きのパターンは、茫然自失期→ハネムーン期(復興に向けて気分が高揚する時期)→幻滅期、というふうに動くことが多いそうです。

茫然自失期にあたる時期にパッと動けるのも大事だけれど、しばらしくて報道が減ってから支援できるかどうかがかなり大事なようですね。

よろしくお願いいたします。

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2011年03月28日 06:13に投稿されたエントリーのページです。

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