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JAA調停人養成講座・基礎編

7月17日から19日の3連休は、仲裁人協会で調停人養成講座だった。

アンケートをちらっと見たら、「参加者に恵まれて楽しく学べた」という意見があった。
まさにそういう感じで、こういう研修はまったく初めてという方も、かなり勉強も実務もやっている方も、とても楽しそうに参加されていて、よかった。

裁判所で調停委員をされている方(その方は、同席調停もしばしば行っておられる)が、調停は、調停人がうまいかどうかというより、当事者がうまく動くどうかでよい結果に至る、という話をされた。
調停トレーニングも同じように、トレーナーがうまいかどうかというより、参加者が楽しくかつ真剣に学ぶという関わり方をしていただけると、よいセッションになるし、そうでないといくら努力しようとしても限界もある。

もうひとつ大事なのが、参加者の多様性である。
今回は、社労士、行政書士、土地家屋調査士、弁護士、調停委員、看護婦、マナー研修講師の参加があった。
15人の参加で、人数的にはとてもやりやすい。

多様な中で活動すると、自分が普段話をしている言葉の選び方一つが、目の前の相手に伝わらないという現実に直面せざるをえない。
そのことが、調停トレーニングにとっては、とても良い効果をもたらすようだ。

今回の新しい企画としては、「事例ワークショップ」と呼ぶものを入れた。また、「開かれた質問」のスキルトレーニングの活動を見直したこと。

コメント (2)

A:

 複数の講師による研修、いいなと思いました。
 『楽しい』以上のものを期待しておりますので中級もよろしくお願いします。
 あこがれのADRといった時代からそろそろ脱却して、現実的な課題に向き合う姿勢が必要かなと感じています。したがって入江さんのスパイシーなコメント、おおいにwelcomeな私です。

ヱ:

コメントありがとうございます。
勝手に、コメントを引用させていただいて、失礼いたしました。

中級編でもよろしくお願いいたします。

3人の講師でのトレーニングで、3人とも考え方が違うが、理念と構造の重要な部分は共有しているというところが大事なのかなと思います。

共同講師のメリットとデメリットは、共同調停のメリットとデメリットとかなりの程度重なるように思います。

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2010年07月20日 11:39に投稿されたエントリーのページです。

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