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近司連・調停人養成講座 基礎編

昨年に引き続き、I先生と二人で2日間12時間の講座を担当。

参加者は35人。司法書士以外からの参加あり(参加したのは1名だったが)。

近畿司法書士会連合会は、同席の対話支援型調停のさきがけ。
今回は、調停トレーニングについて予備知識がない方が多かったようだ。
若い方から高齢の方まで(77歳の方に参加していただいた)だったが、参加意欲が高く、やりやすかった。

近畿の司法書士のADR活動がもう一度もりあがってくれるといいなと願っている。

今回から、「ADRの概論」のプレゼンの内容を見直した。
いままで話していた裁判と調停の比較や米国の事情などでなく、司法調停と民間調停の比較の議論を紹介した。

コメント (2)

消費生活相談員:

 参加させて頂いたその一人です。トレーニングの最初のワーク、「トレーニングの目的意識確認」で、青い方の付箋に書くのは、「この講座で身につけたい、知りたいことなどの意欲・期待」そして、赤い方の付箋に書くのは、「参加するにあたっての不安・心配点・懸念」でした。私が赤い付箋に書いたのは、「自分が他の参加者に受け入れてもらえるか」
 人は、互いに影響し合うこと。自分が相談に応じている時や、これから、対話支援型調停の調停人をしたとき、その姿を映す鏡は立てられないこと。人の目に自分がどう映っているかを言ってもらえることの意味。そのときの自分の心の動きを感じること、言語化すること、振り返ることの必要性と重要さを学びました。
 今まで、何人かの司法書士の先生に、「ADRは、どう思われますか?」とお話をむけたけれど、「うん、ADRねえ…」という反応で、私が勝手にへこんでしまい話しがひろがらないことがありました。
 けれど、この研修会の場では違いました。今までは、登記と多重債務を主にやったきたけれど、まあ、ともかく参加してみた。
そうおっしゃっていた先生が、二日目”関心のある瞳”で、ADRのことを私に尋ねてくださって、自分なりに答えると、また、続けて尋ねてくださって…こういう嬉しい経験は初めてでした。自分の説明していることは、間違っていないやろうな?とドキドキしました。
 私は思います。この分野も、司法書士という職能の業務に成り得ますようにと。私にできること。それは、困ったもめごとがあるとき、対話支援型調停という解決の場も一つにありますよと、当事者に情報提供をすることです。参加をさせて頂きましたこと本当に有難うございました。

ヱ:

本当にみなさん熱心に参加して下さいましたね。
簡裁のお金にシビアなみなさんに、受講料の元が取れたと思っていただけたでしょうか?!

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2009年09月13日 22:09に投稿されたエントリーのページです。

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